昨日の出来事だ。
俺は、激近いスーパーに歯医者の帰りに寄ってん。
ふんで寿司、食いたいなぁ、て思て、寿司売り場に寿司慾抱え舌なめずりして寿司パック、ギロギロな目で凝視した。
赤貝、たこ、赤貝はう~ん、ひとつの握りが赤貝かたこか、どちらを買うか魔寄ってるとそこの店員、隣に来て、俺の隣すぐそばにいる、恥ずかしい、こんなに間寄ってるのは、俺は赤貝のネタ入りパックを手放し、たこネタの寿司を手に持ってその場を去ろうとした瞬間、「いいですか?」というそばに居た店員らしき男からの声がかかた。俺は驚いて振り返った。男は若い背の高い少々太った色白で肌が綺麗な男であった。私は男の手に100円引きの値札シールがあるのを見た、俺は黙って、寿司パックを男に差し出した、男は黙って100円引きシールを俺の寿司パックに張った。ガラガラに枯れた声でありあとうございます、と言って俺はその場を離れた。
その夜、寝る前に俺は思い返すのだった。
あの男は、よく考えたら、100円玉を持って、俺に「いいですか?」と声をかけて、俺に100円をくれてくれた神様のような存在であった。
なんにも働いてもないのに、100円をただでくれる男、それはその存在はとてつもない光を帯びて輝いていたのだ。
俺はその男に恋をした錯覚に陥った。
100円をただでくれることとは、すなわち恋に落ちることと同義な価値であったと思った。
俺はその男に多大なる想いを寄せた。
100円を俺に注いでくれる男、俺の価値は、最低100円はあるとゆうこと。
その日に食った寿司パックはいつもより旨かった。
100円引いて、338円の8巻入りの寿司パック。