透明な世界

贅沢な望みを打っ壊してくれよ

この世界はどこまでも透明で見えないんだよ

悲しみが一人でうずくまってる どこかで


楽しい夢が終わって 戦争が始まるなら

現実なんて要らないよ 目覚めたくないよ


僕は透明がいい

透明のままでいい

望む場所はどこでもない

ただ透明なんだ

それだけは譲らない

帰り道


髪切った帰りに月があんまり綺麗だから

撮ったよ


ねえ 僕ってなんだろう


生きてることってなんだろうね


月も空も相変わらず綺麗に思う時があるよ

落ち着いて来て余裕が出来て来るとね

お父さんのこと想い出して懐かしい気持ちに

なるんだ


嘘でもいいから 

いつか本当に会えるって

誰かに言ってもらいたい気持ちさ

雨なき

雨をこっそり呼んでいたのは


誰かな


ひとりで泣くのは淋しいから


呼んだんだよ


空が泣いていたのは


誰かと一緒に泣きたかったから


雨だと落ち着くのは


一緒に泣いてくれてる気がするから

一緒

何がそんなに怖いとゆうの


最後はね


きっと、みんな一緒だから


大丈夫、安心しても


いいんだ

パンドラの箱

海の底よりも深い悲しみを


閉まって置くんだよ


もう開ける必要の無い


パンドラの箱へ

大嫌いな僕

大嫌いな僕にゆうんだ

一緒に生きてゆこうって

大好きだからって

自分と同じ君にゆうんだ

一緒に生きてゆくんだよって

大好きだから

そうゆうんだ

銀色の影

「そうだ、死のう」

と言って

僕は死んだのです

夕色空がとても綺麗でした

世界は真っ二つに割れようとしていました

すれ違うバスの一番後ろの少年に見蕩れていました

では今から僕の居場所を作るとしましょう



空は真紫

空気は灰色

夢は黄色

地面は藍色

君の肌は水色

僕の目は金色

「はやくゆこうよ」

ってゆうんだ

銀色の影の目が

悲しそうに見えた

のは僕の目を映しているからだったよ

それを映した君の目が銀色なのは

淋しさを映してならなかった

ねえ 見てて

僕ら塔の上から飛ぶ瞬間

色が消えるから

僕らにもう映らなくなるから

僕は君と死ぬまで生きるつもりでいる



僕は青い空をまだ見ることが出来た

君と一緒にだって

透明な空

何も持ってない僕を

そこからただ見てていてよ

不安を塗りつぶしたいの?

この白い空眩しく透明さ

ぼやけてもいない鮮やかな球体

悪いことばかりしてさ何が楽しいのかな



振り向けば ほら

いつも居たでしょう

僕はどんどんどんどん死んでるのかな

やがてこの星にもさよなら

小さくて大きな温もりが欲しかっただけ

要らないものも欲しいものも何もないって

思いたくなるだけ