朝日のうた

ぼくさ あいすること できるかな

だれひとり にくまずにさ やさしくなれるかな

朝日はね みんなにやさしいよ

そんな朝日がぼくらに朝をくれるんだよ

だから ぼくらはきっと いつかみんなにやさしくなれるはずだよ

そうなんだ そうしよう みんなみんなきょうだいだって思うようにしよう

ぼくは もうひとをきらいには なりたくないな

Single thought

片想いの中に含まれた成分に僕は溶けてゆくんだ

君の作った音に僕の想いが重なるなんて素晴らしいんだろう

片想いは片想いとゆうひとつの実り完成されたもの

僕の中に広がったなら秘密をそっと少し打ち明けてみた

でもこれは内緒なんだ(ないしょだよ?)

誰も傷つけないところで眠らせておくんだ

それは美しくて悲しくて寂しいまま置いておきたいから

囁きのような静かな告白は泡のようにはじけて消えるんだ

僕の涙のわけを知らないなんて

悪戯して気づかれない子供のような気持ちだ

ひとりでほくそ笑んで泣いて幸せと悲しみに満ちて

僕は両想いよりこれこそ完成品だななどと思ってしまうんだ

今年桜見れんかった

まぁ、いいや

見ても、つらいしな

桜見るとたぶん泣いてしまうわ

お父さんと花見行った想い出蘇って泣いてしまいそうやから

いいや、別に桜なんか見れんでいいや

一緒に桜見たい人はお父さんやから

他に誰もおらんから

私いつまでこんなことゆうてるかってな、死ぬまでやろかな

これでも生きてることを大事に思ってる、心配せんとって

私、お父さんおらんようなって、他のこと悲しくなくなったわ

へっちゃらや

お父さんがおらんこと以上に悲しいことないわ

へっちゃらやねん

こんなんへっちゃらやで

愛と悲しみ

悲しみって悪いことかな

僕は、そうは思わないんだ

悲しみって、やっぱり愛なんだ

苦しすぎて耐えられないことがたくさんあるさ

でも僕は忘れたいと思ってないよ

悲しいことつらいことなくなればいいと思ってないよ

僕はいつも抱きしめてる気持ちさ

この世界は本当は僕らを自由にさせる為のものだっただろう

自由になる方法はただ一つ、“愛”というすべてを包み込む大きな感情だけだった

自由ってな、すべてを受け入れられる心だと思った

深い愛に辿り着いたなら、僕らはどんなに悲しくても苦しくても心は穏やかだろう

僕もそんな場所に辿り着けやしないかな

僕は、僕は、嗚呼、僕ってやつさ!

恋するミュージカル

恋ってなんですか?

僕のこの想いが下らないものならば

僕はまだ本当の恋を知らないんだ

ミュージカル映画のように華やかに踊りだすような

とても軽やかで美しくてほころんだ笑顔の柔らかい

その心情を、僕はきっとまだ知らないんだ

それは蝶のように青空を飛ぶ心地なのかい?

僕は夜空を飛ぶ蛾のように孤独で

でも秘めた想いが、そこにはあって

僕は僕の想いは、本物だって思うんだ

僕は、そして、闇の似合う人が好きなんだ

ううん、僕はもう騙されないぞ

君がよこした闇は居心地が悪かった

僕の恋はミュージカル、夜の道を甘く踊るダンサーになりたい

闇に抱かれる

愛されたいなら僕を愛して

僕も君に同じことを望むよ、さよなら

君は可哀想な胎児、不安の塊

泣いてる僕を見ている者がいるんだ

闇がいつもそんな僕のそばにいる

光が消えても闇はいなくならない、何故だろう

君の愛がもろく砕け散った時、僕は闇に抱かれた

何も見えなくても、僕は安心の塊、孤独を畏れない胎児

優しい闇の手が僕を引き寄せて抱いてくれるんだ

深い孤独を知る優しい闇に抱かれ宇宙の中で眠ると

僕のすべての苦しみはほどかれてゆく

迷路

どうしたらこの迷路から抜け出すことができるんだろう

夢の中で好きな人にナイフを向けられて怖くて必死に走って逃げた

じゃあ現実では一体誰が僕にナイフを向けているだろう

ここの世界に僕が生まれてきたのには理由があるんだ

生まれる前、僕は一人ぼっちだった

ここの世界のこと何も知らなかったんだ

何も知らないで生まれてきて

暮らしてくうちに世界は変わりだし

気付くと迷路の中で僕は迷子のように

不安を纏って呆然と、この場所にいた

僕だけが僕の秘密を知っている

僕だけがこの迷路の出口を探し出せる

君が手を

君の迷路も君だけのもの

僕の手を