光るみなも白い空 | 2009年11月

満ちてゆくもの  

子供は自我さえ芽生える前に孤独と悲哀が染み付き、それがなんであるのかわからないまま成長して行った

子供はいつからか自分がいる世界とみんながいる世界が何か違うものではないかと違和感を持つようになった

母親がどんなものであるのか子供は知らなかった
母親の写真を見てこの人が母親かと思うだけで、もう二度と帰っては来ない母親に何も求める意味はなかった

子供は無意識のさなか何かを自分の中だけで確立させようとしているようだった

子供の中には最初何もなかった
何もなかったから空虚感と一番離れたものだった
そんな満たされた空白は突然のようにも徐々に少しづつも変化して行った

ある日母親が家にいなくなった

子供は母親を探さなかった

幼い脳がそれがなんなのかはっきりとわかっているようだった

今まで何もしなくても無償で自分に絶大な何かで微笑みかけてくれる時に叱ってくれる゛なくてはならないもの゛が突然いなくなってしまった

子供はそれでも受け入れるしかなかった

子供はそれから内部にある世界で生きるようになった

子供の中にあるそれは光と影が幾度となく生まれだしてはすぐに消えることをただ繰り返すようになった

まるでそれは満ちて行ったものを絶対に留めさせない為の、死というものを何度も何度も体験したいが為に繰り返しているように思えた

満ち足りないものは生で
満ち足りたものは死

ただそれだけのことで
母親のすべては満ち足りたから死んだのだと、その考えに満ちるとまたその考えは殺した

すべては満ちてゆくために
すべては満ち足りないために
すべてはないために
すべてはあるために

子供はそんなものを生み出して殺しては、絶対的な゛なくてはならないもの゛に想いを馳せ静かな寝息をたててひとりで眠りについた

真空のゆらぎ  

君はどうしてるの

今日は一言も交わせなかったね

目には見えないものが僕らを安心させるんだ

真空の中はゆれている

それは穏やかな透き通ったせせらぎのようだ

そこに迷いたゆたうものはなく

はっきりとした目的を持ちながらゆらいでいる

すべてはくうからできてくうがすべてであると云ったね

゛般若心経の一節「色即是空 空即是色」は、「すべての物事(色)は空によって成立しており、空こそがすなわち物事(色)である」というような意味である”

でも僕らには目的があるんだ

それは僕らがくうだから

目的を持ちたい、その強い願いは真の空に揺らぎを作りだした

繋ぎとめる  

みちた この世界は何で出来てるの?

苦しみはとめどなく溢れて来るよ

僕等はいずれどこへ行くのかな

どこにも行かないでほしいよ

知らない場所へ行ってしまうのが嫌なんだ

繋ぎとめたい

繋ぎとめたかった たまらなく







夢かもしれない ここは

そんな風に考えたことは?





こんなにも僕は無力だ

君が求めるものの微塵をも僕は与えることができないのか

ただ逃げているだけなのか?

愛する力が欲しい












この世は何で出来ている?

存在する苦しみを存在する喜びが飲み込み、世界は開かれる

一人では行かないでくれ

一人にはさせられないんだ

空っぽなる幻影へ  

空っぽななんとか、などとよく言われるが

はて空っぽとは一体どうゆうことなんだろか

空っぽとはアミダのことか?

そこには何もない、が在るのか

無が在っては空っぽにはならないそれは虚空とは違うのか

アミダ、無、空っぽ、虚空、それらについて考えれば考えるほど遠ざかってゆくようだ

私は考えると、おや、眠りの中で見る夢だ
これは少し近いんじゃないかと思いだした

あの夢の世界は一体なんだ、こちらの世界とだいたい似通ってはいるが、あの世界はどこにもないもののはずだ

どこにもない世界を脳内が見る、とはどうゆうことなのか

幻、幻覚、形がないどころか実際には存在しないもの

それをひたすらぽかーんと浮かべていると

これが空っぽで虚空で無でアミダなのかも知れない、と少し嬉しいような気持ちになりかける

世界の謎が少し解けかけたような

だから形もあれば実在する私達がそこには近付くことすらできないのか、とゆうと

そんなことはなく、眠るたんびに生き物全てが空っぽと無と虚空とアミダそんな理解しがたい何かに自分がなっているのだと思った

それは一体なんなのだ、と聞かれると私は知らん
ないとゆう根本さえないのだから全くやはりさっぱりだ

ただ、これだけはしかと感ずる、それは恐れるようなものでは決してないだろうと言う有無を言わせぬ信が私のどこかに根深く居着いているのだ

それはまるで物心つく前から私の中に根付いているかのような絶対取ることのできないものであり、とても深い心地よさを不意に連れて来てくれる
のだった


その心地良さは例え私が死んでも永遠に続き、幻影を見せてくれるのだとしっかりと安心してしまっているのだから、なんとも不思議なものだ

夕立  

死にたくて柔らかい猫のようなものを抱いていたんだ


それは死んでしまったのだろうか


その痛みも僕は知ることが出来なかった


愛することと殺すことはどうして似てるの?


あの子は殺されることでしか愛されなかった


希望の先には必ず絶望が先回りしていて


本当の希望は絶望のことなのかな、と波が引いた


この世は夕立のようさ


儚く止んだら夕焼け背にしてもう帰ろう

夕立  

死にたくて柔らかい猫のようなものを抱いていたんだ


それは死んでしまったのだろうか


その痛みも僕は知ることが出来なかった


愛することと殺すことはどうして似てるの?


あの子は殺されることでしか愛されなかった


希望の先には必ず絶望が先回りしていて


本当の希望は絶望のことなのかな、と波が引いた


この世は夕立のようさ


儚く止んだら夕焼け背にしてもう帰ろう

半分ずつ

友人が引越し祝いで贈ってくれた沼田まほかるの「アミダサマ」を読んでいると

苦しくなったり、意味もわからず涙が出る

「猫鳴り」に続いて、この本の中の主人公が無意識にまるで自分のように重なり過ぎて

苦しくて愛おしすぎる、この前に夢にも見ていたような気がする

目が覚めると、あの懐かしい悲しくなんとも言えない泣きたいような気持にかられた




どうゆう人なんだろう、この人は











多分、私はお父さんがいなくなって、自分が半分になった

魂が半分になった、もう半分の魂はあっちの世界にいるのか

それともあっちの魂がこっちに来てるのか

兎に角、生きてる感じは滅多にしないのだから

ほとんどの時間が空(くう)を生きているようだ

まるで、生きた人間と死んだ人間が合わさったような感じなので

「生きる」と言うのも、「死ぬ」と言うのもピンとこない

そんな日々が続いて、もうすぐ6年になるんだな

何年経とうと、私は同じ場所にいる

きっと、そうなのだ、自分のせいで愛する存在を死なせてしまった人は皆

私と同じような感覚で死ぬまで生きてゆくのだろう

あっちに逝ってしまった半分の魂は幸せそうだ

もうこんな地獄で苦しむこともないのだから

しかし、こっちに残った半分の魂は寂しそうだな

それでもけな気にも傲慢にも生き抜こうとしている

精気は全くないが精根は、なかなか強いらしいな

戻ってきてはいらないのだ、もう半分の私は

何故なら、半分の私は、向こうの世界でお父さんと一緒にいるはずだからだ

こっちの私はお姉ちゃんとお兄ちゃんのために、それから

お母さんとお父さんの子供である私のためにいるのだろう

プロフィール

白空

Author:白空
1981年8月4日生

sirosorajpnonikki’s blog
錯覚する情景
悲しみの男カイン
天の白滝
Twitter

Cowspiracy環境保護団体があなたに知られたくない事実
カウ(牛)にまつわるコンスピラシー(陰謀) ドキュメンタリー映画『カウスピラシー』
食肉、ペット、毛皮、動物実験の現場ドキュメンタリー映画EARTHLINGS
ナレーション:ホアキン・フェニックス

音楽:Moby

『アースリングス』

肉食と食料問題(飢餓問題)
先進国の5人に一人が肉食をやめると、飢餓が解決すると言われています。
アンゴラ・ウール・フェザー・ダウンの作られ方
毛や羽毛を取るためには残酷な虐待をしなくてはなりません。 そして最後には殺されてしまいます。
犬や猫も生きたまま毛皮をはがされている
残酷な動物実験をしている会社から化粧品、洗剤類を買わないという選択ができる
くろたん
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
猫の目時計
検索フォーム
リンク
このブログをリンクに追加する
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる