君は月の裏側にいて僕を見ている 君の抜け殻を抱いて僕は生きている 君の魂を抱きながら追いかけながら想うよ 君の宇宙にはたくさんの人や生き物が生きている 君の宇宙を壊したら君は泣いてしまうだろうね 君の星はまだ瞬いているけれどいつか死んでしまうんだよ 僕は忘れないよ 君の星が死を迎える時 忘れないで 僕の死を 君は輝き疲れて死を迎えた 彼方にある星を探しに行こうよ 行方がわからない星に逢いたいから探しに行こう 寂しい宇宙の中を隈なく探そう 眠りの中で目が覚めて 目を覚まして 続きの夢さ ほら また一緒に見よう 君がいる 君はいる 遠くで誰か呼んでいる きっと行方を探してるんだ すると君は瞬きだした きらりと光る夜の星も朝が来ると眠りにつくよ おやすみなさい僕の星たち
お月さん
泥々の汚物塗れのその中でおまえは値打ちのあるもん掴みとったな でかしたやんけ わしが見届けてるだけじゃ不満か あのでっかいお月さんの裏っかわでおまえを見ている ほしたら僕に何してほしい わしはおまえ見守ってる 僕は孤独なんだ 僕は孤独なんや あんたが見てても僕は孤独や たまらへん此処はたまらへん 君は孤独なんか 君は孤独ぢゃないやろ わしか、わしは孤独を超えたとこにおるよ それはどんなんや なあ教えてくれお月さん 出口どこや まだ迷ってんのか 迷ってる 大丈夫全員で迷ってるから 僕の分がまだ余っとる 迷っとかな 暗い森の中月明かりだけで探して まだ光は射さない 朝が来ないうちに 見つからないように