愛とぽんち

俺のちんぽ舐めてくれ。俺は好きな女にそう言う。女は俺を愛さなくなる。なんとゆう因果なんや、これは。俺は何故そう言わなければならなかったのか、俺にもそれはわからない。俺はそんなことが言いたかったわけではない。俺は女を愛してると言いたかったのだ。なのに何故俺はそんなことを言ったのか。それは俺の前世の記憶がそうさせたのだ。俺は間違っていない。俺が間違っているならば、前世の俺も間違ってる、前世の俺が間違ってるなら、その前の俺も間違っていると言うことになってしまうからして、そしてその前も、その前の前も、その前の前の前も、もう全部間違っているとなれば俺は泣くのだろうが、しかし、それを誰がわかるのか、俺がわからないことを俺以外の誰かわかる?そんなことは俺は許しませんよ。許さん。阿呆言うな鴉。間違ってないよ俺は。俺は俺の道をゆく。俺のマイウェーに唾を吐くな殺すぞ。そしてそこで数々の女を愛するだろう、その度に俺は女に告げる。俺のちんぽ、俺のちんぽ、俺の…やっぱり俺は間違っているのだろうか!神よ、何故俺は毎回このような人生か!俺は愛を知りたいだけなのだ。愛と言うものを。愛と呼べるもんを。いただけませんか。まだ俺には。

ドアー

彼は角部屋だから、彼が死ぬ瞬間僕が一番側にいた。僕の側で彼は生を脱出して死を手に入れたんだ。人は死ぬ時進化する。僕らの死で宇宙は進化している。僕らは約束をした。そして退化した。総て、それは進化してゆく、増えてゆく。僕が君であることもできた。僕が君だったら僕は今ここにいない。君が今これを書いている。僕は君の苦しみを忘れない。君がそう僕に言う。そうだ、ここは大きな家庭だよ。僕らで作り上げている。家庭のガーデン、庭に立つ壁、ドア、おかしいんだ。みんなは体に造られたドアを入ったり出たりするんだ。やあ、こんにちは。元気かい。殺したり生かしたり忙しいよ。ああ、今日も。ああ、今日も。ああ、君を殺したら今度は生かしにゆく。僕を殺したら今度生かしにゆく、からドアをノックしたら、ドアを開けるんだ。やあ、こんばんは。その後はどう、その後は、君は開けてもらえる人のドアが見える。僕のドアを開けてたくさんの人達が入って来る。僕の部屋はいつまでも満員にはならない。僕は君のドアの中に入る。君は満員にはならない。君はあの人のドアの中に入る。あの人は満員にはならない。開けたら閉めて。NO。

黒い泉

僕の眼から黒い雫が落ちるのを僕の眼から見ている。瞬きをする度眼に映るすべてが滴となって僕の眼から流れ落ちる。僕の心が映すすべては瞬く度宇宙の泉の中へと滴り落ちる。君はその泉から生まれたのだ。君はその泉から手で水を汲みその口に含むだろう。僕の闇の雫は滴り続ける。僕の泉が涸れる時、君の眼から雫は零れ落ちるだろう。僕はその泉の中へと入ってゆく。僕の体が見えなくなり、泉の中に絶え間無く君の雫は滴り泉は潤うだろう。君は今僕の泉の中で眠っている。すべて忘れ、そして覚えている。すべて思い出し、そして忘れるんだ。