だから君がワニの着ぐるみ来て、はい、そこ土手の下前はどぶ川流れてる、その向こう見るようでもない目で、一言、ぼそりと言う、はい。
「俺、わからんねん、だから、俺、わからんめん」
ハーィハイハイハイハイーカットカットー、わからんめん、てなんや、ちゃんとゆうて、はいもっかーい、あとウサギの頭もうちょい深めにかぶってー、はいヨーイ、ッ。
「俺わからんねん」
「そんなことゆうたかて僕もわからへん、僕にいい考えがある」
「どっちやねん」
「ハーハー、この自転車に乗ろうよ」
「乗れんの?それ、川にはまってたからサビサビやん」
「うん、あっ、思ったより乗れる、漕げるわ、ちょっとどこ行くゥ?」
「そやなぁ、あ、俺ちょっとトイレットペーパーが切れてるから」
カーットカットカットォー、こらぁっ、そこ素ゥなってるー、ちゃぁんとセリフ言ってよー、素ゥ出さないー。
あ、すんません。
「そやなぁ、行きたいところとくにないけれども、ちょっと後ろに乗ろうかな」
「あ、そう?僕ほんじゃ前にのさせてもらいまして、じゃあ漕ぐよー」
「うんー」
ここで音楽入れる、と、なんの曲が合うかなー緑のワニとフラッシュピンクのウサギがチャリを二人乗りする一番とも言えるシーンや、一番大切なシーン、目玉シーンやな、やっぱここはこの曲しかないなぁ・・・。
「俺、わからんねん、だから、俺、わからんめん」
ハーィハイハイハイハイーカットカットー、わからんめん、てなんや、ちゃんとゆうて、はいもっかーい、あとウサギの頭もうちょい深めにかぶってー、はいヨーイ、ッ。
「俺わからんねん」
「そんなことゆうたかて僕もわからへん、僕にいい考えがある」
「どっちやねん」
「ハーハー、この自転車に乗ろうよ」
「乗れんの?それ、川にはまってたからサビサビやん」
「うん、あっ、思ったより乗れる、漕げるわ、ちょっとどこ行くゥ?」
「そやなぁ、あ、俺ちょっとトイレットペーパーが切れてるから」
カーットカットカットォー、こらぁっ、そこ素ゥなってるー、ちゃぁんとセリフ言ってよー、素ゥ出さないー。
あ、すんません。
「そやなぁ、行きたいところとくにないけれども、ちょっと後ろに乗ろうかな」
「あ、そう?僕ほんじゃ前にのさせてもらいまして、じゃあ漕ぐよー」
「うんー」
ここで音楽入れる、と、なんの曲が合うかなー緑のワニとフラッシュピンクのウサギがチャリを二人乗りする一番とも言えるシーンや、一番大切なシーン、目玉シーンやな、やっぱここはこの曲しかないなぁ・・・。
Ian Brown - F.E.A.R. (UNKLE remix)
で、音楽が終わりましたー、ここで突然ワニが後ろから大声でウサギに問いかける。
「ちょっと・・・・トイレしたくなってきた、って俺の代りに監督にゆうてくれへン?」
コラコラー、なにをボソボソゆうてんのーセリフにないとこアドリブ入れないーゆうてるでしょー。
へっ、監督ゥ、すんませーん。ハイ、ソコデ大声で言うシーン、ハイヨーイッ。
「あのさーッ、クロコダイル持ってへんー?」
「あー持ってないなぁ、今はボクゥ」
「マジかー、ちょっと俺ヤバイわぁー、どうしよー」
「マジでマジで?どうするぅ?シンナーならあるけど」
「俺シンナーは好きちゃうねーん」
「あっ、ほんまにぃ、困ったなぁー」
あーちゃうちゃうー、そこはちっとも困ってないように見える顔でゆうんだよー馬鹿やろーモッカーイ。
はい、監督・・・・。
「あー、ほんまかー困ったなー」
「なんでもええから錠剤系とかないー?」
「ないなー」
「ないかぁ・・・」
二人はポンコツチャリを乗り捨てて、とぼとぼ歩いていく。
切符を買って各駅停車に乗る。あてもなく・・・。
まばらな乗客。ワニは座って誰に言うでもなくつぶやく。
「たいやき喰いたい・・・」
「マジで?僕持ってるよ、たいやき」
「うッひゃっひゃっひゃっひゃっひゃー、マジかよーすげーじゃん、喰おうぜー」
「うん、喰おー^ω^」
ムッシャムッシャムッシャ、ってちょったんまーマジで美味そうに喰ってどないすんのよ、そこはあくまでこんなんで慰みにもナりゃ死ねェって感じで喰ってくんにゃきゃさぁー。
へっ。。。監督、わーりました。
で、ここは第二の名シーンになる想定だから、ここいっとくかーカぁーこの曲をドンと。
で、深刻さ極まりない感じで二人は電車を降りる。
駅のトイレットに入り連れションをする。
そこ、お二人本当にすっきりしたようなさわやかな顔しないで?怒るよ?監督もう怒っちゃうよ?
スイーヤセン。
ペコリ。
あくまでけだるさマックスを強調、で、ハイ便器の上に書かれた落書きの字を追う、ワニ、ウサギに自分の陰茎一瞬見てから言う。
「ぉ、なんだこれ、クロコダイルぽっきり千円でシホウダイ、詳しくは℡してちょ、09094594594」
「苦地獄地獄死か・・・・」
「どうする」
「どうする?」
「おもしろそうだから掛けてみよう」
「そうしよう」
アッ、イタ、イタタタタタ、すんませーん、監督、ちょっちんこがチャックんとこに引っ掛かっちゃって・・・。
なァにをやっとるんだー君はー、早くしまえー。
ハイッ、しまいます・・・。
で、はい、ワニは自分の携帯をどこからともなく取り出して素早く番号を押す。
はい、繋がったー、相手と交渉。ウサギは静かにそれを見守る、カメラ下がって二人を後姿をちょっと上から覗くように入る。で、ここで次のミュージックスターァッゥ♪
ちょ、チャルメラのおっさん止めてきて、君、真剣なシーン撮影してるから鳴らさないでって言ってきて。
はいっ、監督っ。
「うん、ワニ公園の公衆トイレで待ってたらいいんですね?はい、わかりやしたー。ガチャンツーツー、よっしゃー手に入りそうー」
「よかったねワニ君、僕も一度やってみようかなぁ」
「うんうんやってみなよー、一緒に飛ぼうぜィー」
二人はワニ公園におもむく、ワニはワニの乗り物へ、ウサギはウサギの乗り物にまたがる。
ばねを揺らして二人は子供のように揺れてはしゃいでいる。
ここでワニの追憶シーン。
ワニは小さい頃、お母さんワニに頭をがぶられて8針縫ったトラウマになった記憶を思い出した。
でもワニはお母さ大好きだったにも関わらず、ワニを捨てて行方不明となったお母さん。
ワニは、ふとワニの乗り物にしがみつくように抱きすくめる。
ウサギはなんて声をかけていいかわからず、自動販売機にビールを2本買いに行く。
アサヒドライかエビスかどっちにしようか迷っているウサギ、15分悩んで結局ワニと半分ずつ飲もうと思い、アサヒドライとエビスを一本ずつ買って、ワニのところに戻る。
ワニがいない。便所でも行ってるのかと思い一人でエビスを開けて飲む。プシュュ。
街頭に照らされたウサギの乗り物に乗ってる自分の影を見下ろして、交尾してるみたいだなぁ、と思いトラウマが蘇り、ワニの乗り物に移動する。
おもむろにシンナーを取り出し、吸うウサギ。
Lamb - Heaven
一時間くらい待ってもワニが帰ってこない。
やれやれ、便所で寝ちまったか、あいつ、我に帰ってウサギは便所の一戸だけ半開きになってるドアを開けて中を見た。
ワニはクロコダイル売人に切り裂かれたのだろう、死んでいた。
ウサギはグチャグチャになった顔のワニにそっとキスをして、持っていたクロコダイルを自分の左腕に打った。
外で虫が涼しげに鳴いていた。
END
エンドロール流れ出す。
Danger Mouse & Daniele Luppi - Season's Trees (feat. Norah Jones)
まどろみ
http://vimeo.com/12884758">食肉、ペット、革、毛皮製品、動物実験、娯楽産業、狩猟、人間たちはあらゆる動物たちを利用し、利益のために虐待、殺戮を繰り返しています。彼らは私たちの知らないところでどのように虐げられ、殺され続けているのか。真実を撮ったドキュメンタリー映画「アースリングス」をご覧いただけます。http://vimeo.com/12884758
人はまどろみの中にいると、それは起きている状態じゃないんだよね、だから夢は忘れてゆく。
そう、もうだんだんと忘れてゆくんだよ。夢なんて。
俺の兄弟的な人が、ある男に突っ立ったまま腹を何か鋭利なもので刺されるのを俺は後ろから見て咄嗟にその男に向かって俺は叫んだ。
「その男は、お前の妹の将来の子供を持っているんだぞ!」
俺は自分で叫んでおいて、ちょっと意味がよくわからなかったが、それは真実であって嘘を叫んだ訳ではなかった。
しかし俺の大切な兄弟的な人は立ったまま気絶死していた。悲しかった。
俺の兄弟は、すなわち俺の母にとっては息子であった。
息子を亡くしたお母さんと私は一緒にいた。
それはまるで蓮の葉の上に二人ひっついて共に悲しんでいたように思う。
てか全然忘れてしまった。
でもお母さんが夢に出てくるって本当に珍しきことだから、嬉しかったし、もう忘れてしまった。
そうやって母を知らないが母はいつまでも母であってほしいと願う思いがここにあるのだなぁと思って、やはり俺は。
そうやって見守られてる気がするからこうやって、俺の一生がここに存在している?
とにかく思ったより全然書けなかった俺は途方に暮れるでもなく時は結構早い朝であり、いい感じの朝、なんて自分を中心にして世界を考えないでほしい。
わからない、人は一時の安らぎも許されないのか、一時の安らぎだけは許されるのか。
あぁ、そうか、夢の中でしか、やっぱり安らぎなんてないか。
人はまどろみの中にいると、それは起きている状態じゃないんだよね、だから夢は忘れてゆく。
そう、もうだんだんと忘れてゆくんだよ。夢なんて。
俺の兄弟的な人が、ある男に突っ立ったまま腹を何か鋭利なもので刺されるのを俺は後ろから見て咄嗟にその男に向かって俺は叫んだ。
「その男は、お前の妹の将来の子供を持っているんだぞ!」
俺は自分で叫んでおいて、ちょっと意味がよくわからなかったが、それは真実であって嘘を叫んだ訳ではなかった。
しかし俺の大切な兄弟的な人は立ったまま気絶死していた。悲しかった。
俺の兄弟は、すなわち俺の母にとっては息子であった。
息子を亡くしたお母さんと私は一緒にいた。
それはまるで蓮の葉の上に二人ひっついて共に悲しんでいたように思う。
てか全然忘れてしまった。
でもお母さんが夢に出てくるって本当に珍しきことだから、嬉しかったし、もう忘れてしまった。
そうやって母を知らないが母はいつまでも母であってほしいと願う思いがここにあるのだなぁと思って、やはり俺は。
そうやって見守られてる気がするからこうやって、俺の一生がここに存在している?
とにかく思ったより全然書けなかった俺は途方に暮れるでもなく時は結構早い朝であり、いい感じの朝、なんて自分を中心にして世界を考えないでほしい。
わからない、人は一時の安らぎも許されないのか、一時の安らぎだけは許されるのか。
あぁ、そうか、夢の中でしか、やっぱり安らぎなんてないか。
天カス
なんかわからん
町田康のブログ見て涙出てきた、俺、死ぬのかな
もうすぐ
誰も話す人がいない
ベジタリアンの人と親しくなれない
死ぬのかな、俺
夜中に糞が出る、死ぬのかな、俺って人間
人間って俺?
よくわからん
誰が側にいたら俺の孤独埋まる、そんな人おらんと思うで
おらんでしょう
おらんでしょう
おらんでしょう
オランダでしょう
オランダデ症、俺の病は
俺の結幕が炎
炎上する心たちです、ごらん
さあごらん、炎上するうどん
難聴は浣腸では治らんと思うで
君の価値は1.1GB
俺の脳の空き容量9998.9TB
脳がカスカスしてると思えば朝が来た
カスカスの朝、君にもあげる
誰もいらん、俺もいらん、では誰が俺で俺が誰に俺を誰が為に俺はなる?
天カスって入れるほうか?
天カスを君は受け入れるほうか
天カスを君は拒むか
天カスが天からばら撒かれたさ、そのカスおまえどうする
天カスはカスだが天からの捧げられしカスそれを捨てるか
天カスをおまえは捨てられるか、この野郎それを踏めるか
天カスが惠だと言うかカスだと言うかそれはおまえ次第だ
天カスが今日も降って来る俺の頭上にそして貴様の頭上
天カスが降り続いているそれ喰わんと俺たち天カス窒息死
天カスが美味いと言うか不味いと言うかそれはおまえ次第
天カスの夢見てる俺ら寝ても起きても天カスがやまないよ
天カスを降らせつづける俺らがそれを望む以上喰うのさ
俺は堕胎された胎児のように眠ってみたい
町田康のブログ見て涙出てきた、俺、死ぬのかな
もうすぐ
誰も話す人がいない
ベジタリアンの人と親しくなれない
死ぬのかな、俺
夜中に糞が出る、死ぬのかな、俺って人間
人間って俺?
よくわからん
誰が側にいたら俺の孤独埋まる、そんな人おらんと思うで
おらんでしょう
おらんでしょう
おらんでしょう
オランダでしょう
オランダデ症、俺の病は
俺の結幕が炎
炎上する心たちです、ごらん
さあごらん、炎上するうどん
難聴は浣腸では治らんと思うで
君の価値は1.1GB
俺の脳の空き容量9998.9TB
脳がカスカスしてると思えば朝が来た
カスカスの朝、君にもあげる
誰もいらん、俺もいらん、では誰が俺で俺が誰に俺を誰が為に俺はなる?
天カスって入れるほうか?
天カスを君は受け入れるほうか
天カスを君は拒むか
天カスが天からばら撒かれたさ、そのカスおまえどうする
天カスはカスだが天からの捧げられしカスそれを捨てるか
天カスをおまえは捨てられるか、この野郎それを踏めるか
天カスが惠だと言うかカスだと言うかそれはおまえ次第だ
天カスが今日も降って来る俺の頭上にそして貴様の頭上
天カスが降り続いているそれ喰わんと俺たち天カス窒息死
天カスが美味いと言うか不味いと言うかそれはおまえ次第
天カスの夢見てる俺ら寝ても起きても天カスがやまないよ
天カスを降らせつづける俺らがそれを望む以上喰うのさ
俺は堕胎された胎児のように眠ってみたい
しろうさぎ
http://vimeo.com/12884758">食肉、ペット、革、毛皮製品、動物実験、娯楽産業、狩猟、人間たちはあらゆる動物たちを利用し、利益のために虐待、殺戮を繰り返しています。彼らは私たちの知らないところでどのように虐げられ、殺されているのか。真実を撮ったドキュメンタリー映画「アースリングス」をご覧いただけます。http://vimeo.com/12884758
夢にね、しろうさぎが出てきたよ。
やばかったんだ、死にそうになってた、そのしろうさぎは。
ぼくは必死に助けようとしていたんだ。
そいつ道路に突然飛び出したりするんだ、ぼくは追いかけてグッて捕まえて引き戻した。
幸い車に轢かれなくてすんだ。
フェンスの向こうにくぐりぬけて走っていこうとしたから、またギュッて強く握って引き戻した。
餌をやっても食わないんだ。
どろどろだった、そいつ、すごく汗をかいて荒い息をして寝そべっていた。
やばい、やばいっ、ってぼく焦って、どうしたら助けられるか考えた。
見ると水をやっていないことに気が付いたぼくは慌てて水を入れてやった。
町は難民キャンプ場みたいで異国人が徘徊していた。
皆、絶望していた。みんな疲れきっていた。いつ喰うものがなくなるかわからない。
いつここも爆撃されて俺たち死んじまうかわからない、そんな中、しろうさぎは。
ぼろぼろのどろどろのしろうさぎは、水をやった途端、水に気が付きそれを飲み始めた。
嬉しかったなァ、よかった、これでこいつももう大丈夫だろう、そう安心したんだ。
で、そのあと草も食ってた。
そばにはみちたもいた。
おれ、みちたとこいつ同じだけ愛して育てよう、そう思った、みちたと仲良くなれるかな。
目を覚ますとしろうさぎはどこにもいなかった。
夢にね、しろうさぎが出てきたよ。
やばかったんだ、死にそうになってた、そのしろうさぎは。
ぼくは必死に助けようとしていたんだ。
そいつ道路に突然飛び出したりするんだ、ぼくは追いかけてグッて捕まえて引き戻した。
幸い車に轢かれなくてすんだ。
フェンスの向こうにくぐりぬけて走っていこうとしたから、またギュッて強く握って引き戻した。
餌をやっても食わないんだ。
どろどろだった、そいつ、すごく汗をかいて荒い息をして寝そべっていた。
やばい、やばいっ、ってぼく焦って、どうしたら助けられるか考えた。
見ると水をやっていないことに気が付いたぼくは慌てて水を入れてやった。
町は難民キャンプ場みたいで異国人が徘徊していた。
皆、絶望していた。みんな疲れきっていた。いつ喰うものがなくなるかわからない。
いつここも爆撃されて俺たち死んじまうかわからない、そんな中、しろうさぎは。
ぼろぼろのどろどろのしろうさぎは、水をやった途端、水に気が付きそれを飲み始めた。
嬉しかったなァ、よかった、これでこいつももう大丈夫だろう、そう安心したんだ。
で、そのあと草も食ってた。
そばにはみちたもいた。
おれ、みちたとこいつ同じだけ愛して育てよう、そう思った、みちたと仲良くなれるかな。
目を覚ますとしろうさぎはどこにもいなかった。
非常事態
http://vimeo.com/12884758">食肉、ペット、革、毛皮製品、動物実験、娯楽産業、狩猟、人間たちはあらゆる動物たちを利用し、利益のために虐待、殺戮を繰り返しています。彼らは私たちの知らないところでどのように虐げられ、殺されているのか。真実を撮ったドキュメンタリー映画「アースリングス」をご覧いただけます。http://vimeo.com/12884758
非常事態とゆうのが、なんとも恐ろしかったね
放火というものに憧れはするが、実際やったことはないなァ
爆音サイレンが昨夜何かの鈍い音の後に突然響いて
俺は吃驚しちまった。身の危険を感じる、まさに恐怖を感じた
外では消防車のサイレン鳴り響いて、俺のマンショーン放火
されたか?そう恐ろしかったよね、胸がドキドキして一切他の事
なんも考えられんくなっちまった俺、恐ろしいことだなァ
人はそうやって自分だけが助かればいいかな、なんて思っちゃう
のかなァって思ったらそれが一番恐ろしいことだなァて思っちゃう
だろう?人はそうやって幻想を抱くんだよ。人はそれでも幻想に
余裕があるときに他者の為に生きるのは容易いことだわな
人はその恐怖にどうやって打ち勝つことが出来るのか
その恐怖に人は大体が錯乱してしまうのじゃないか
非常に非常な事態になった時人は本能だけで生き抜こうとする
火事場の馬鹿力で人をも殺す、この世が地獄絵図と化し
やがて一切は炎に焼き尽くされ残りし物は浮遊す霊魂の永遠孤独
永遠地獄が待っていた。なんて話だ、恐ろしいなァ、さびしいなァ
巨大蟷螂の鎌で毎日首を切り落とされるよ、それでも肉喰うか?
って脅しは仏教的だなァ。君を救いたいと同時に俺は俺を救いたい
俺は地獄に落ちたくない、俺は君に地獄を見せたくない
俺らは俺らを救わなくっちゃァならないし、俺らは自分で自分を
救うことができない子供たち生き物たちを救わなくっちゃァならない
非常事態が毎日毎夜地獄が来る日も来る日も繰り広げられている
非常事態とゆうのが、なんとも恐ろしかったね
放火というものに憧れはするが、実際やったことはないなァ
爆音サイレンが昨夜何かの鈍い音の後に突然響いて
俺は吃驚しちまった。身の危険を感じる、まさに恐怖を感じた
外では消防車のサイレン鳴り響いて、俺のマンショーン放火
されたか?そう恐ろしかったよね、胸がドキドキして一切他の事
なんも考えられんくなっちまった俺、恐ろしいことだなァ
人はそうやって自分だけが助かればいいかな、なんて思っちゃう
のかなァって思ったらそれが一番恐ろしいことだなァて思っちゃう
だろう?人はそうやって幻想を抱くんだよ。人はそれでも幻想に
余裕があるときに他者の為に生きるのは容易いことだわな
人はその恐怖にどうやって打ち勝つことが出来るのか
その恐怖に人は大体が錯乱してしまうのじゃないか
非常に非常な事態になった時人は本能だけで生き抜こうとする
火事場の馬鹿力で人をも殺す、この世が地獄絵図と化し
やがて一切は炎に焼き尽くされ残りし物は浮遊す霊魂の永遠孤独
永遠地獄が待っていた。なんて話だ、恐ろしいなァ、さびしいなァ
巨大蟷螂の鎌で毎日首を切り落とされるよ、それでも肉喰うか?
って脅しは仏教的だなァ。君を救いたいと同時に俺は俺を救いたい
俺は地獄に落ちたくない、俺は君に地獄を見せたくない
俺らは俺らを救わなくっちゃァならないし、俺らは自分で自分を
救うことができない子供たち生き物たちを救わなくっちゃァならない
非常事態が毎日毎夜地獄が来る日も来る日も繰り広げられている
金糞の畑で逢いましょう
あいた糞してはよ寝よ、ゆうたら、どっがーんて頭が尻になったとゆう話や
わかるかあ、お前にもわかるかあ、金玉を減り込ませるぞ、そらひどい話や
そこに金粉が埋まったァるから早よ掘ろうや、なに?金粉やのうて金糞とな?
こりゃやられまひたわ、ああーやられたのー、糞は糞でも金ならば儲かる
お前どこでしゃべってんの、わいは金玉でしゃべっとォ、ほぉーン金玉話し
それあんた、あんたを売りィしたほうがよう儲かる思うで、せやさかいィわれ
われを今から見世物小屋へと売りィ行くさかい着いて来い、嫌か、われ嫌か
わいがなんで金玉でしゃべっとんのんか、おまはんわかっとんのんかいな
いや、知らんけろもやな、知りとうもないわ、そんなもん、なんでもええさかい
われ口でしゃべられんで不便なこった、どれその金玉を金糞と並べて売る
っちゅう話はどや、嫌か、儲け話は嫌か、っかァーそんなんで浪速商人ィ
なれへん、なりたない、とこう来る、ほなわれはなんィなりたいゆうんにゃ
糞売りもできひん、玉売りもよおできひん、まともな商売つかれひん、さて
あ、さてさてさて、われィ出来る仕事、南京かぼちゃは玉さがれ、エ?なんの
歌かて、南京とかぼちゃが玉ィさがっとおる歌やんけ、重いのなんのって
そら重い、南京とかぼちゃがわれの玉ィ下がったらそら思いやろ、わからん?
て、もう玉の話はええわ、われィ出来る仕事、これをわしが考えたァるさかい
ちょお待っときィ、これもななんかの因縁やろ、そんな縁をわしァ大事にする
人間にゃて、な、廊下が梯子でいっぱいで通られひんとくら、梯子立てかけて
天井板外して上へ登ればええ話な、これ神さんからのお告げ、どこの神さんて
厠の神さんやんけ、厠へ入った瞬簡ィふと思いつく閃きはぜーんぶ神さんから
告げられてまんねん、な、神さんィ逆ろうたらあかん、ええことない、悪いこと
ゆうたら全部神さんィ逆ろうてるから起きまんねんにゃわ、こない日も暮れん
内から酒呑んでほんま、お前の今生叩きなおしたるさかい来いィちゅうて、あれ
今生で出会いました貴方様は何時ぞやの貴方様じゃァ御座いません、へェ
あっちじゃァ御座いません、ぁ、そないどすか、そらすんまへん、ほにょにょん
ちゅうてまあちゃうかたみたいやの、こうして他人の空似と言うことはようある話で
たまたま、玉でしゃべったが運の尽き、お前の玉の運は尽いたが、悲しんで
何ィなろうか、この先まだ長いんちゃう、長いならその玉を生かそうじゃァあるめェ
生かしてやろうじゃァあるめィか、やっぱり玉に南京かぼちゃを下げて歩く芸しか
思いつかんなァってバッハッハそう叩くねェ、まァ取り合えず金糞を掘りィ行こうで
こない春の日暮れから酔った男二人で畑へ出掛け金糞かぼちゃを掘ろ掘ろって
あれ何時の間にやら金糞かぼちゃとなっとるがまァいい、金になるこったらなんでも
よろしおす、ほほほ、そしておいらが金糞かぼちゃを割ったらば、あァれ可笑しい
中から玉のような赤児生まれたよ~嬉しいことだ、こいつァお前ィやる、いらぬとは
言わせねェ受け取った受け取ったァ、だってそうじゃん、大変じゃん子供育てるとかァ
いいじゃんそいつと二人で親子揃って玉しゃべりの術で儲ければいいじゃんダメ?
なんだよ、ケチッ、金糞かぼちゃを掘ってなァ中から子供が出てくるなんざ思っても
いねェ、んなあほなこと桃太郎侍じゃァあるめいし、ほゥれ雷様も怒ってらァこいつの
名はァかぼちゃ太郎と名づけよう、今時いないよこんな子供ァ貴重に育てなすって
「僕のパパはさー金玉でしゃべるんだーすっげえーだろ、いいだろー、うう・・・」って
言えるくれェの強い男ィ育てるこった、そうしてたら何処からか大根太郎、蕗太郎
大蒜太郎、筍太郎、ブロッコリー太郎、葱太郎、芋太郎、グレープフルーツ太郎
オクラ太郎、エリンギ太郎、カリフラワー太郎、コリアンダー太郎、なんてェのが
ぞっくっぞっくとやってきて「よォーてめえわいと仲良くしんと殺すど」ちゅうて脅され
泣く泣く友だちとなれるかわからへんやん、な、希望はあるって、そない落ち込みな
かぼちゃ太郎よ、お前の顔はかぼちゃそっくりだが、それでいいんだよ、だってお前の
母ちゃんはかぼちゃだからよ、母ちゃんィ似てることがいっちゃんだ、もしそれを馬鹿に
される日がァあったならァその玉をギュッと力いっぺェ握ってみろぃ手前ェアの母ちゃん
の腹ン中ィいる時世界が真っ暗闇でなァんもなかった日を思い出すだろうよ、母ちゃん
の腹ン中ァどうだったオメェ馬鹿にされるゆわれはなんもねェだろうがオメェ、好きだろう
母ちゃんのこと今でも、知ってんだで俺ァテメェがいつもあの畑でよ一人めそめそ泣いて
やがんのをよォ、見てるとこっちが泣けてくらァ、父ちゃんが玉からしゃべるっつったって
なんも泣くこたァない、糞をしてそのした糞からしかしゃべらんちゅうよりはええのとちゃうかァ
てわし何ゆうとんにゃ?まァええか、どっかからぽぉーんと飛んできてやね、飛んできたんか
お前は、どっかから飛んできてんやろ?お前、なんィしろ子供はみいな可愛えわ
なぁんも知らんのやさかい、それかなぁんもかも知っとるんやさかいの
わかるかあ、お前にもわかるかあ、金玉を減り込ませるぞ、そらひどい話や
そこに金粉が埋まったァるから早よ掘ろうや、なに?金粉やのうて金糞とな?
こりゃやられまひたわ、ああーやられたのー、糞は糞でも金ならば儲かる
お前どこでしゃべってんの、わいは金玉でしゃべっとォ、ほぉーン金玉話し
それあんた、あんたを売りィしたほうがよう儲かる思うで、せやさかいィわれ
われを今から見世物小屋へと売りィ行くさかい着いて来い、嫌か、われ嫌か
わいがなんで金玉でしゃべっとんのんか、おまはんわかっとんのんかいな
いや、知らんけろもやな、知りとうもないわ、そんなもん、なんでもええさかい
われ口でしゃべられんで不便なこった、どれその金玉を金糞と並べて売る
っちゅう話はどや、嫌か、儲け話は嫌か、っかァーそんなんで浪速商人ィ
なれへん、なりたない、とこう来る、ほなわれはなんィなりたいゆうんにゃ
糞売りもできひん、玉売りもよおできひん、まともな商売つかれひん、さて
あ、さてさてさて、われィ出来る仕事、南京かぼちゃは玉さがれ、エ?なんの
歌かて、南京とかぼちゃが玉ィさがっとおる歌やんけ、重いのなんのって
そら重い、南京とかぼちゃがわれの玉ィ下がったらそら思いやろ、わからん?
て、もう玉の話はええわ、われィ出来る仕事、これをわしが考えたァるさかい
ちょお待っときィ、これもななんかの因縁やろ、そんな縁をわしァ大事にする
人間にゃて、な、廊下が梯子でいっぱいで通られひんとくら、梯子立てかけて
天井板外して上へ登ればええ話な、これ神さんからのお告げ、どこの神さんて
厠の神さんやんけ、厠へ入った瞬簡ィふと思いつく閃きはぜーんぶ神さんから
告げられてまんねん、な、神さんィ逆ろうたらあかん、ええことない、悪いこと
ゆうたら全部神さんィ逆ろうてるから起きまんねんにゃわ、こない日も暮れん
内から酒呑んでほんま、お前の今生叩きなおしたるさかい来いィちゅうて、あれ
今生で出会いました貴方様は何時ぞやの貴方様じゃァ御座いません、へェ
あっちじゃァ御座いません、ぁ、そないどすか、そらすんまへん、ほにょにょん
ちゅうてまあちゃうかたみたいやの、こうして他人の空似と言うことはようある話で
たまたま、玉でしゃべったが運の尽き、お前の玉の運は尽いたが、悲しんで
何ィなろうか、この先まだ長いんちゃう、長いならその玉を生かそうじゃァあるめェ
生かしてやろうじゃァあるめィか、やっぱり玉に南京かぼちゃを下げて歩く芸しか
思いつかんなァってバッハッハそう叩くねェ、まァ取り合えず金糞を掘りィ行こうで
こない春の日暮れから酔った男二人で畑へ出掛け金糞かぼちゃを掘ろ掘ろって
あれ何時の間にやら金糞かぼちゃとなっとるがまァいい、金になるこったらなんでも
よろしおす、ほほほ、そしておいらが金糞かぼちゃを割ったらば、あァれ可笑しい
中から玉のような赤児生まれたよ~嬉しいことだ、こいつァお前ィやる、いらぬとは
言わせねェ受け取った受け取ったァ、だってそうじゃん、大変じゃん子供育てるとかァ
いいじゃんそいつと二人で親子揃って玉しゃべりの術で儲ければいいじゃんダメ?
なんだよ、ケチッ、金糞かぼちゃを掘ってなァ中から子供が出てくるなんざ思っても
いねェ、んなあほなこと桃太郎侍じゃァあるめいし、ほゥれ雷様も怒ってらァこいつの
名はァかぼちゃ太郎と名づけよう、今時いないよこんな子供ァ貴重に育てなすって
「僕のパパはさー金玉でしゃべるんだーすっげえーだろ、いいだろー、うう・・・」って
言えるくれェの強い男ィ育てるこった、そうしてたら何処からか大根太郎、蕗太郎
大蒜太郎、筍太郎、ブロッコリー太郎、葱太郎、芋太郎、グレープフルーツ太郎
オクラ太郎、エリンギ太郎、カリフラワー太郎、コリアンダー太郎、なんてェのが
ぞっくっぞっくとやってきて「よォーてめえわいと仲良くしんと殺すど」ちゅうて脅され
泣く泣く友だちとなれるかわからへんやん、な、希望はあるって、そない落ち込みな
かぼちゃ太郎よ、お前の顔はかぼちゃそっくりだが、それでいいんだよ、だってお前の
母ちゃんはかぼちゃだからよ、母ちゃんィ似てることがいっちゃんだ、もしそれを馬鹿に
される日がァあったならァその玉をギュッと力いっぺェ握ってみろぃ手前ェアの母ちゃん
の腹ン中ィいる時世界が真っ暗闇でなァんもなかった日を思い出すだろうよ、母ちゃん
の腹ン中ァどうだったオメェ馬鹿にされるゆわれはなんもねェだろうがオメェ、好きだろう
母ちゃんのこと今でも、知ってんだで俺ァテメェがいつもあの畑でよ一人めそめそ泣いて
やがんのをよォ、見てるとこっちが泣けてくらァ、父ちゃんが玉からしゃべるっつったって
なんも泣くこたァない、糞をしてそのした糞からしかしゃべらんちゅうよりはええのとちゃうかァ
てわし何ゆうとんにゃ?まァええか、どっかからぽぉーんと飛んできてやね、飛んできたんか
お前は、どっかから飛んできてんやろ?お前、なんィしろ子供はみいな可愛えわ
なぁんも知らんのやさかい、それかなぁんもかも知っとるんやさかいの
偽善者よ
人の非ばかりに目が行く人は不幸な人間だな。
人の悪いとこ悪いとこばかりに目が行く人は本当に不幸な人だな。
それはどうして。
それは自分の中に正義があると考える人間の不幸だ。
それは正義なのか、それを他者に問い続ける人間の不幸だ。
それは人を批判することで自分が正義であることを証明できると思う人間の不幸だ。
何故誰のことも嫌いになってしまったのだろう。
私は人間が今まで以上に嫌いになってしまった。
言えばベジタリアン以外に向ける目が濁ってしまった。
肉食者は特に、死体を喰う人としか映らなくなってしまったんだ。
どんな良い人もどんな善い事をしている人も、肉喰うてるだけで、死体食ってるのかぁ、と思って嫌になってしまう。
犬や猫に肉を与えているのを観ても、野菜を与えたら良いのにと思ってしまう。
これが正義を手に入れた人間の苦労だとはなんとも皮肉な話だ。
人よりも知能が高まり動物の痛みにまで意識が届いて菜食主義となることは実に良いことではないか。
別にそれだけやってれば誰も何も批判もされない。
しかし実に善い事を知ってしまってそれを継続することにも多少なりの努力と忍耐が要るのであり、がんばって善い事をしているので、そこで人に対する見方が変わってしまった。
俺はこんなにがんばって善い事をやってるのに、君たちはなんだ、何故君たちはがんばれないの?
俺にできることが君たちにはできない?NON、そんな馬鹿な、菜食になることってとっても健康だし環境にも優しいし、飢餓で死んで行く人たちを殺す貢献もしなくてよいんだ、素晴らしいじゃないか、何故君たちはそれができないのか、何故しないのか、偽善者たちよ。
俺は俺に絶望した。
正義を掴んだおかげで腐敗した脳髄を世間にばら撒き、俺が正義だ!俺の苦しみを聞け!おまえらがい続ける限り俺は苦しい、俺の苦しみを知れ!そう、俺は泣き叫び続ける。
おまえらは下等なんだよ、と見下し続ける。
そしてだんだんと孤独になって行って誰にも看取られないまま腐敗して死ぬだろう。
俺は全員が生き物全部含めたまったくのすべての生命が全員幸せになる為に正義になろうと決意した。
まず、自分にできることはやろうと思った。
この先一生、肉、魚介類、卵、乳製品、蜂蜜を俺は摂らないと決心した。
それでみんなが幸せになる未来に近づくことができるとそう信じていた。
僕が肉食止められたのは屠殺場の映像を見たからなんだ、何回も言うけどもね。
だからね、とにかくこの映像をみんなにも観てもらいたいと思った。
観ないでは誰も肉食をやめられないと思ったからだ。
どんな風に殺されているかまったく知らない人が多すぎるからね。
これを知らせないとって思ったんだ。
それぐらい僕にもできると思った。
できることはやろうと思った。
僕は今それができない。
今の僕にできることってなんだろうな。
特になんか善いこともしないけど、人だけ見下す人間に成り果てたので何もせずにただ生きて死ねばいいな。
偽善を振りまく人間は大嫌いなんだ。
だから俺も偽善は振りまかず、振りまくものは腐った脳髄だけでいいじゃない。
善も偽善も正義も何もないさ、有るのは吐いた後の爽快感と厭悪感のみだ。
人の悪いとこ悪いとこばかりに目が行く人は本当に不幸な人だな。
それはどうして。
それは自分の中に正義があると考える人間の不幸だ。
それは正義なのか、それを他者に問い続ける人間の不幸だ。
それは人を批判することで自分が正義であることを証明できると思う人間の不幸だ。
何故誰のことも嫌いになってしまったのだろう。
私は人間が今まで以上に嫌いになってしまった。
言えばベジタリアン以外に向ける目が濁ってしまった。
肉食者は特に、死体を喰う人としか映らなくなってしまったんだ。
どんな良い人もどんな善い事をしている人も、肉喰うてるだけで、死体食ってるのかぁ、と思って嫌になってしまう。
犬や猫に肉を与えているのを観ても、野菜を与えたら良いのにと思ってしまう。
これが正義を手に入れた人間の苦労だとはなんとも皮肉な話だ。
人よりも知能が高まり動物の痛みにまで意識が届いて菜食主義となることは実に良いことではないか。
別にそれだけやってれば誰も何も批判もされない。
しかし実に善い事を知ってしまってそれを継続することにも多少なりの努力と忍耐が要るのであり、がんばって善い事をしているので、そこで人に対する見方が変わってしまった。
俺はこんなにがんばって善い事をやってるのに、君たちはなんだ、何故君たちはがんばれないの?
俺にできることが君たちにはできない?NON、そんな馬鹿な、菜食になることってとっても健康だし環境にも優しいし、飢餓で死んで行く人たちを殺す貢献もしなくてよいんだ、素晴らしいじゃないか、何故君たちはそれができないのか、何故しないのか、偽善者たちよ。
俺は俺に絶望した。
正義を掴んだおかげで腐敗した脳髄を世間にばら撒き、俺が正義だ!俺の苦しみを聞け!おまえらがい続ける限り俺は苦しい、俺の苦しみを知れ!そう、俺は泣き叫び続ける。
おまえらは下等なんだよ、と見下し続ける。
そしてだんだんと孤独になって行って誰にも看取られないまま腐敗して死ぬだろう。
俺は全員が生き物全部含めたまったくのすべての生命が全員幸せになる為に正義になろうと決意した。
まず、自分にできることはやろうと思った。
この先一生、肉、魚介類、卵、乳製品、蜂蜜を俺は摂らないと決心した。
それでみんなが幸せになる未来に近づくことができるとそう信じていた。
僕が肉食止められたのは屠殺場の映像を見たからなんだ、何回も言うけどもね。
だからね、とにかくこの映像をみんなにも観てもらいたいと思った。
観ないでは誰も肉食をやめられないと思ったからだ。
どんな風に殺されているかまったく知らない人が多すぎるからね。
これを知らせないとって思ったんだ。
それぐらい僕にもできると思った。
できることはやろうと思った。
僕は今それができない。
今の僕にできることってなんだろうな。
特になんか善いこともしないけど、人だけ見下す人間に成り果てたので何もせずにただ生きて死ねばいいな。
偽善を振りまく人間は大嫌いなんだ。
だから俺も偽善は振りまかず、振りまくものは腐った脳髄だけでいいじゃない。
善も偽善も正義も何もないさ、有るのは吐いた後の爽快感と厭悪感のみだ。