トイレ老人

kikyu268: 手を触れずにトイレの詰まりを直すことができる例の老人を今すぐ連れて来い!
pong_pigbox_0: 例の老人って誰?
kikyu268: 手で尻を拭けっ
kikyu268: トイレ老人です
kikyu268: トイレ修行してざっと89年
kikyu268: トイレをきれいにすると、運がつく。それが彼の名言です。
pong_pigbox_0: 修行の結果得た能力が手を触れずにトイレ詰まりを治すこと?
kikyu268: そしてさらにきれいにすると、運に子が生まれる。つまり、それが運子です。
kikyu268: そうです、まさに。
hashi_84_8c: ( ´_ゝ`) そんな昔から水洗トイレのための修行とか無いだろ
kikyu268: 運子を生むのじゃよ!そう己の叫び声で彼は目覚めるという。
kikyu268: 昔から水洗トイレじゃなかったから、彼はいろいろ外国回って修行してん。
kikyu268: 昔はぼっとん便所の糞を手を触れずに田畑へ移動させる術をよくやっていたのぅ。
kikyu268: あの時は臭かったなー。
kikyu268: マジで。
kikyu268: 臭くって嬉しかったなー。
hashi_84_8c: じゃ
hashi_84_8c さんが退室しました。
kikyu268: わしゃあのぉ、水洗式トイレは今も反対じゃよ。
kikyu268: なんか、恐ろしいての、糞を水で一気に流し、それらは下水道に溜まって行く。
kikyu268: ゲス移動とは誰が言ったのか。
kikyu268: ゲス野郎めがっ。
kikyu268: 下衆は、おまえらのほうやろう。
kikyu268: ちゃ、ちゃうのかぁっ、ゴッホン、ゴホホゲホゲッホゲッホ。
kikyu268: わしも、もう長くないねん。
kikyu268: わすの生きてるうちにやなぁ、世界中に糞が復讐してこんようにとおもとる。
kikyu268: 糞たちの復讐、それを君達は想像できるかね。
kikyu268: おっとろしいとかゆうもんちゃうと思う、わし、その糞は、そく、我々を取り囲むであろう。
kikyu268: 糞は生きていた。下水道の中で何百年と生きておったのじゃよ。
kikyu268: そんな気がしてる・・・・・。
kikyu268: 糞の中のバクテリアは、何を思って下水の中で揺らめいておるのやろなぁ。
kikyu268: そんなことを考える人はまず、あんまいない。だからこそわしは考えるんじゃよ。
kikyu268: なんか、楽しいことあるのかなぁ、って。
kikyu268: あるとええのぅっ。
kikyu268: 下水の中でめちゃくちゃいい経験を積み、人生は何かということを学んで、言い残すことはない…と言いながら死んでゆけば、ええんか?
kikyu268: ほんとにそれでええかっ。
kikyu268: わしは思うねん、わしは子供が生まれんじゃったやろ、子孫おらんねん。わしの子孫とは、わしの生み出した運子。彼らは、生きてゆくんじゃよ。わしの死んだあともね。ありがとう、ありがとう、僕たちを産んでくれて、ほんまおおきに、そうゆうて、言いながら流されていく。浄水されて・・・。
kikyu268: 浄化されるわな、すると、そのカスは、どうなるかというとどうなるんじゃろうか。
kikyu268: 燃やされる?
kikyu268: オーマイゴッド。
kikyu268: わしの子供たちよ・・・・・・。
kikyu268: あ、あ、わし、わし、ど、ど、ど、どないすればええんじゃい、おぅ?おお、おぅ?ど、ど、どないせえちゅねん、わ、わしの子供たち、燃やされてまうぅ?んなああほなぃ。
うん。子を助けに行こう。
kikyu268: うんこたちを、助けに行くんじゃ、わしのうんこ、わしのうんこを。
kikyu268: そうして、明くる昼過ぎ、下水道で安らかな死に顔の老人が発見されたというニュースが茶の間に流れた。
kikyu268: 「トイレ老人」完

豚の詩


kikyu268: はははははははははははははははははははははははははははっ
kikyu268: あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ
moon_in_blue2003: ど、どした?キキュ
kikyu268: ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああながち間違いではない
kikyu268: つまりすべての糞はドブ川へ流れて行く
kikyu268: ドブ河に住んでる生命たちは苦しいけど生きて行かなくちゃならない
kikyu268: 俺たちの糞を体いっぱいにまとわりつけて生きるにこしたことないなぁとかゆうて
kikyu268: ここまでおいで
kikyu268: だって宇宙を殺せないんだもん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
kikyu268: ここまで来るんだもん
kikyu268: この返り水をかえりみず、そこの銀杏拾えよ、てめえ、おまえ、ギンナン、拾えよ
kikyu268: そのほんの数十年前、俺がなんだったかというと、俺はその、豚だったんだ
kikyu268: 豚だったんだ、俺は
kikyu268: 家畜だった、オ、レ
kikyu268: 豚だったのに、俺は豚だったのに
kikyu268: 宇宙を殺せなかった
kikyu268: 豚だったのに
maro_akaji: くすりのんで寝ろ
kikyu268: 豚だったのになぁ
kikyu268: ロネデン・ノリスク
kikyu268: why?
kikyu268: 僕は豚だったのに?
kikyu268: 宇宙を殺せなかったのに?
kikyu268: 何故?
kikyu268: 何故僕は豚だった
kikyu268: シネ
kikyu268: シ・ネ・マ
kikyu268: ネマシ
kikyu268: 島根
kikyu268: 豚を連れてね、僕は島根に行ったんだけどさ
kikyu268: でもやっぱり宇宙を殺せなかった
kikyu268: 君はあながち間違ってないと思う
kikyu268: そういう君が間違ってたら?
kikyu268: 君はこう言えばいいのさ、もうおろしうどん売り切れたかなぁ、って
kikyu268: すると豚が走ってきて言うだろう、おろしそばがまだありますよ
kikyu268: 俺はそれを食ったら宇宙がどうなるかわかってるんだろうなと言った
kikyu268: 豚は言った。わかってるとも。
kikyu268: そうか、じゃあ持って来い
kikyu268: 豚は走って行った
kikyu268: 5時間くらい待った
kikyu268: 豚は戻ってきたとき、5匹の子豚を連れて連れ子で現れたのである
kikyu268: 俺は聞いた。そいつら、誰?
kikyu268: 豚は応えた。これは豚の子と言いまして、子豚と呼ばれる生き物たちです。
kikyu268: 俺は無言でその子豚を一匹ずつこついた。
kikyu268: 子豚は、ド・レ・ミ・ファ・ソという音階で一匹ずつ、ブ・ブ・ブ・ブ・ブ、と鳴いた
kikyu268: 俺は腹をすかしていた母豚におろしそばをやった。
kikyu268: それで僕は、これでやっと宇宙が壊れるって思ったんだよね
kikyu268: 豚は踊っていたんだ
kikyu268: ほんとに楽しそうだったなぁ
kikyu268: 俺はそれを一日中眺めていたっけか
kikyu268: 俺は、おまえたち、見捨てないから、そう誓った
kikyu268: 神に誓って、そして、俺、生まれたんだよねぇ
kikyu268: 生まれてきたあ、俺
kikyu268: 待ってくれ、おまえ俺のこと知ってるけど、俺おまえのことしらんねんかぁ
kikyu268: うっそー
kikyu268: 君が、俺のコウノトリ奪ってん
kikyu268: しらん、俺はそれしらんけど
kikyu268: おまえは俺のコウノトリやねん
kikyu268: 俺が?
kikyu268: 黙っててごめん、俺、おまえの豚やねん
kikyu268: そうやったんか
kikyu268: おぼえてるか、あの日、あの時、あの豚を
kikyu268: ああ、おぼえてるさ
kikyu268: こう、彷徨ってる感じ?