春の夜に

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25日の夜にらぁふぃは土の中へ潜って行った。
27日昼に見てみると、まだ幼虫の姿でいた。
しかし蛹化しかけているように見えた。
お尻が少し見えていて、顔を少しでも見たいばっかりに繭を掘ってしまったから、らぁふぃは少し震えていた。
ごめんよ。僕はとても後悔している、気温の低い玄関に置いて育てれば3ヶ月は幼虫のままで過ごせたかも知れないことを後で知ったばっかりに。
春に羽化させたい。
そうすれば、君は、自由を、外の世界を飛び回ることができるだろう。
暖かい、春の夜に。

ようちゅうEー

23日のらぁふぃ

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24日のらぁふぃ

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横眼で観てる。
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みちたの嫉妬。みちた心の声(俺のことそこまで可愛がってくれたことありますか、在りますか、在りますかー?)
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親指ライン合わさる。
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幼虫6 齢期、終齢期だ。
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この足がなんとも可愛いよ。
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母性本能くすぐられるわけですな。
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きゃたぴぃの時もそうだったが、抱っこして寝たいくらい可愛いマジで。
人間の等身大なら良かったのに。
もうすぐ蛹だね、らぁふぃ。


おさなごよ



高き所から曙の光がわれらの上に射す。
暗黒と死の陰に座している者たちに光を与えるために。




ルカ一章七十八、七十九節

らあふぃ

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うちにやってきたハスモンヨトウ二代目、らあふぃと名付けたよ。

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倍以上でかくなった。

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っつってもまだ小さい。

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みちたは最近発情期が初めてやってきて毎日、ボールやウサギ型クッションに向かって励んでおります。

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みちたはこれでも人間にすると40代半ばほど・・・。
あどけない42歳厄年。。。っっ

生命

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水菜についてた。
蛾のハスモンヨトウの幼虫と思われる。
きゃたぴぃとそっくりだ。
きゃたぴぃもう4年前だとは、びっくりだな。
こいつがこいつの幸せをわからん以上ぼくがこいつの幸せを考えなくちゃならない。
さっき観たブタのいた教室って映画で女の子が言ってたな。
一分でも一秒でも長く生きてほしいと。

ブタは人間が食べるために生まれてくるんだ。
作物を食い荒らす虫は害虫なんだ。
でもぼくは、きゃたぴぃを思い出すだけで今でも涙が出る。
つらくてきゃたぴぃのビデオもまともに見れない。
僕にとって、害虫ではない。
ブタも人間が食べるためだけの生き物ではないね。

糞と夢の間

糞の中は居心地がいいかい
夢の中で働こうとは思えない
死に神が緩和して
言葉はめくれてて
堕ちて落ちる
落ちてさらに堕ちる
堕ちることで罪をあがなおうと
落ちることでしか罪をあがなえないと信ずる
ようにね
食肉解体場から見る夕暮れ
僕は落ちてゆくねんね
まぁゆうたら夕日ですねん
旗と冷蔵庫って感じの漢字
一向に埒明きまへんわちゅうて水みたいな焼酎頭からかぶって選挙カーを爆破しに行こう
秩序を解体して浴びたその血は誰の地ですか
僕の血を飲め、僕の国、僕の夢、僕の星、僕のこれ解体するのはどこのいったい誰なんだ
朽ち果てた口で笑え
擬似の体で感じるよ
心の襖を開け放てよ
カラッ風吹いて猿が
俺を見ていた
お前を見ていた
尻はまだ蒼かった

竜の波

始めに一匹の竜がおりました
ちいさなちいさなとてもちいさな竜の子です
とてもちいさなその竜の子は光り輝きながらゆらゆらゆらゆらとなんにもないなんにもない闇の中を泳いでおりました
真っ暗闇以外になんにもないその中で竜の子はだんだん寂しさがつのってきました
最初のうちはただなんにもかんがえずに闇の中を泳いでいるだけでよかったのに
竜の子はいつしかひとりぼっちなんだということに気づき始めたのです
竜の子はふと思いました
(俺がもう一人いたら、この寂しさはなくなるのかもしれない)
そう思った瞬間です
闇の真っ暗な向こうのほうからゆらゆらとゆらゆらと泳いでくるちいさな光る波が近づいてくるように見えました
それはどんどん近づいてきてやがて竜の子の目の前まで来ました
それは竜の子の前で光りながらゆらゆらゆらゆら揺れて波打っておりました
竜の子はこころが波立つ思いにゆれました
(なんて嬉しいんだろう、俺がもう一人いる)
竜の子はそのじぶんとそっくりな光る波と一緒にあそびました
ずいぶん遊びまわって、ふとした時です
竜の子は光の波とふれあったのです
その時です
竜の子と光の波は一つとなり形を帯びました
竜の子はまたひとりぼっちになってしまったのです
竜の子はまた思いました
(俺がもう一人、また俺の前に現れるように)
するとどうでしょう
竜の子とそっくりな形を帯びたものが闇の向こうからやってきたのです
その光るものと竜の子はまた遊びました
遊びまわったあと竜の子は思いました
(ふれあうとまた俺はひとりぼっちになってしまうだろう)
(そうだいつまでたってもひとりぼっちにならないように)
(俺がたくさんたくさんたくさんもう数えきれないほどにたくさん生まれてくるように)
いつしか真っ暗闇の中は光り輝くものであふれました
そしてそのひとつひとつの竜の子たちがいろいろなことに思いをはせました
(さみしいのはいやだ)
(かなしいのもいやだ)
(たのしいほうがいいな)
(でもずっとたのしいとたのしくなくなってしまう)
(あいしている)
(だいきらいだよ)
(あいしている.....)
(えいえんに.....)