巨大な真っ白いスクエア型の天板が突如天上に現れてなんかゆうてる。
耳を澄ましてじっとして聴いてみると、どうやらずっと「プッシャー」ってゆうてるようだ。
なんで「プッシャー」ってずっとゆうてるのかはわからない。
それは、無機質な「プッシャー」という音だった。
人々は天上を見上げて思うた。
やっぱスクエアやしな、なんかこー、無機質って感じ?やっぱこーサークル型よりも、無機質に感じさせる感覚があるよね、角が4つあるものね、尖ってるものね、やはり角はね、そこがどうやら無機質さを人間の脳に感じさせる何かがあるようだよね、例えば僕なんかは円形は有機体、三角はオカルト体、四角は無機体っていうその分別力を信じているんだ、しかしその分別する力はいったい有機質なのかオカルト質なのか無機質なのかまだ僕には分別する能力がありません、でも今聴こえている「プッシャー」という音は明らかに確実といっていいほどの無機質さの象徴音だったってことを知らされて、すっご、も、くっやしっ、けど嬉しいな、まさか生きてるうちに聴けるとは、本物をね。
ところで無機質ガールとプラスティックガールは本質的に違うか同じか考えてたのに「ぷっしゃー」って音がうるさくて気が散って思考できないやんけ。
まぁそもそも、全体的に粒子やけど、って、え、じゃあ、無機質っていったい、何を以って無だというのか、もしかしてまさかこの世に存在してるすべて、生きてるんじゃ。
我々は天上を見上げた。プッシャーという音はいつの間にか鳴り止んで、音のない秋の夜風にわたしたちは包まれ、スクエア型の夜はいつしか不分明な形の夜に戻っていた。
僕が好きな無機質ガールの好きな曲はすごく感情がこもっていた。それは僕がとても好きな感情だった。
みちたの一日



























また会おう。あ・ぴょん。
∃
死にたいなあ。とまったく思わなくなったところに本物の絶望がある。
と言ったのは誰だったか。
……俺か。
ってさっき俺が思ってん。糞しながら。
思えば糞してるとき、俺はいつより悟ってる。
なのに出てきた瞬間凡濁になる。凡濁とは凡庸な命が濁濁に濁っているという意味である。
すると前世で堅牢神父に金を貸して返ってこなかった思い出とか蘇るのだった。
しにたいなあ。とはまったく思わないが、ちにたいなあ。と思うときがなきにしもあらずだなあと思うときがないこともないこともあるにはあるように思えないこともないことはない気がしないでもない時もあったりなかったりするかなって感じ?っていうか、ま、ないかな。
あいつは俺が終わりだと言った。
いや言ってない。そんなことは誰も。
俺を喜ばす人間はこの世に∃しちゃいけないんだよ。
∃(存在)、なんでこれが存在なんだ。
「∃ 〔数学〕存在する」って
数学はいったい、どうなってるんだ。
存在で変換したら∃って出てきた、これが広く使われるようになったら。
喜ばす∃。
悲しませる∃。
ある仮定の∃。
現実的な∃。
酷くよわっちい∃。
俺の∃。
這い蹲った∃。
俺だけの∃。
俺だけが見えてる∃。
俺という∃はネ、俺だけが見てる∃。
どうしたって、君は見ない∃。
俺も見ない、君の∃を。
と言ったのは誰だったか。
……俺か。
ってさっき俺が思ってん。糞しながら。
思えば糞してるとき、俺はいつより悟ってる。
なのに出てきた瞬間凡濁になる。凡濁とは凡庸な命が濁濁に濁っているという意味である。
すると前世で堅牢神父に金を貸して返ってこなかった思い出とか蘇るのだった。
しにたいなあ。とはまったく思わないが、ちにたいなあ。と思うときがなきにしもあらずだなあと思うときがないこともないこともあるにはあるように思えないこともないことはない気がしないでもない時もあったりなかったりするかなって感じ?っていうか、ま、ないかな。
あいつは俺が終わりだと言った。
いや言ってない。そんなことは誰も。
俺を喜ばす人間はこの世に∃しちゃいけないんだよ。
∃(存在)、なんでこれが存在なんだ。
「∃ 〔数学〕存在する」って
数学はいったい、どうなってるんだ。
存在で変換したら∃って出てきた、これが広く使われるようになったら。
喜ばす∃。
悲しませる∃。
ある仮定の∃。
現実的な∃。
酷くよわっちい∃。
俺の∃。
這い蹲った∃。
俺だけの∃。
俺だけが見えてる∃。
俺という∃はネ、俺だけが見てる∃。
どうしたって、君は見ない∃。
俺も見ない、君の∃を。