殺せなくても
邪魔で迷惑で鬱陶しいんだ
どうだっていいんだ、きっと
蚊の話なんだけどさ
夏季はだいたい近くにいる
殺さない癖して僕を見殺しにするんだ
あんたらはさ、どっか行っちまえよ
そうやってすぐに見捨てる人たち、僕も捨てるから
処理してろ、ずっとずっとしてろ、消えてしまってもいいよ
余裕なんてこれっぽっちもないから
確実なものしか要らないんだ
それ以外ぼやけて見えないんだよ
くだらない、くだらない、あんたら
酷く聡明なのは君だ
僕を愛したことのない君だ
こんな愛は確か過ぎて、気が遠くなる
君に出会えたから、もう、それでいい
僕はもう、これでいい
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