景色

平行線に走る飛行機。
が壁とカーテンの隙間から見える。
世界は夜だった。
牡蠣と青梗菜のチゲ炒め。
これが非常にしょっぱい。
のは僕が今泥酔にかかっている。
からだけども僕はこれが非情に。
悲しく癒してくれたブロンドレッドヘッド。
の23というアルバムを聴いてるけども。
俺は今32歳であって、23と言う数字。
23歳という時期をなんとなしに思い出し。
ていたというわけでもなかった、俺は。
思い出したくないなあと思ってる人間で。
あったわけではないと思いたくも思いたかった。
わけでもあったかもしれなかった、ただどこか。
誰一人ともまともに関われないことを何故人は。
悲しむのかと思うことも、もうやめたいなと人は。
思わなかった、思うことをやめてはやめられなく。
死にたい、ただ死にたいことが絶対的な嘘であった。
人はこれを嘆く暇を設けることを諦めて、さも嘆いた。
死の記憶が僕を呼んでいることが絶命の日に恋人を。
想う様に俺は想っていた、のはほころびのみじめさに。
似ていた、体温の在る死を君は体験したことがあるか?
お前は永遠に死ねばいい、生きながら、永遠にとわと輪と。
終わりのない日まで死に続ければいい簪は紅いままの黒髪と。
死んでゆけばいい在ることが堪え切れないその場所でひとり。
ポ、ポ、ポ、と魚のつくあぶくのように苔だけを研究して死んで。
ゆくのがいい、お前の悲しみは俺が頂くのでお前何もないよ早く。
死んでね、そう言われて嬉しみの絶叫吐いた場所見ると鮮血の溜め。
池、血の池に俺ははまりたかった、それは俺自身の血だったと思う。
俺は俺に囲まれ、包まれていたかった、いつからかは知らないが、ふと。
俺の粘液だけが俺を愛してくれるとどこかで錯覚したかったのは何故だか。
誰もいなかった、俺の傍には、誰もいなかった、からではなかった、と今。
思う気もしたよ、君の粘液と僕の粘液交わる時僕ら家族、ああそれ、死床で。
ちょっとそれまで、取っておこうかなぁなぁんて、ね、僕は殺されたいので。
どうしたら、僕は殺されるかを必死に毎日汗かいて考えた、けれども、日々。
性欲と食欲しか存在しようとはしなかった、性欲に喘いでは汗をかき食欲と酒。
それが世界大虐殺の引き鉄となり、すべては欲望の結果だった、すべて汗をかく。
事象としての、人間の欲望の産み出した死に導くための生の生であり悲しみの慾の。
結んだ果実であった、それは熟れて甘く人々をこれはこれは悦ばしたが、人の慾の。
それは虚しく目を瞑った暗闇よりも暗いものを人は観ていた、それが避けられない程。
自分を焦がしてそれを求め欲しその為に命すら惜しむことをしなく灰のように塵のよう。
に散り腐ってそれ以降の自分を意識にも浮かべなかった、でも人は景色を観た、それは。
関連記事