光るみなも白い空 | 死刑確定

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死刑確定

おまえなんか死ねお前なんか死ねお前なんか死ね御前の事だよ前のことおめえのことだよおまえなんか死ねゆうてんねん、殺したる、いいか、何故なにゆえ殺人者が生まれるかおまえは知ってるか、ははは、あのなあ、それはな、人々に愛がないからだよ、だから人は人を殺すんだ、ははは、おまえらのせいだ、愛のないおまえらの、おまえらが死刑賛成しているからだ、死刑賛成に愛などないからな、俺はそう思った、殺人者を生み出すのは、死刑賛成者たちである、愛のない人々である、だから俺は、殺人者をこの世に生み出さないために、死刑賛成者を全員殺すことにした、そして俺はアレフに入団した、そこで数ヶ月修行した俺は、みんなに向かって、もう一度やろう、と言った、今度は無差別ではなく、死刑賛成者達だけを確実に殺そう、と言った、悩みに悩んだ者は数名いた、しかし最終的俺に着いてきたのはタガメというあだ名のタガメみたいな顔のやばそうなおっさんただ一人だけであった、おっさんは俺の熟なる女体を欲しがっていたが、やらなかった、成功したらな、性交や、と俺はいつも耳元で囁いてやった、そしてタガメのおっさんをたぶらかして大人数を一気に殺傷できるほどの毒物を取り入れて、毎日毎日汗水垂らして作った、毒剤、これを死刑賛成者達が集う会「死刑反対の反対の反対の反対なーのだ会」の会場に持ち込み、振り撒くそのときを俺とタガメのおっさんは待ち望んだ。振り撒いたら自分らも死ぬやんと御思いだろうが、それはない、俺とタガメのおっさんはもう既に毎日少量ずつ吸い込んでしまっていたので、どうもこれは毎日少量ずつ吸い込むことによって驚くべき免疫を持てる身体になっていくようらしい、だから死なない、ちょっと気分は悪くなるかもしれんけど、まあ死なないと思う、「死刑反対の反対の反対の反対なーのだ会」に集まった人の数は俺たち除いて555人であった、すごい数である、死刑賛成者達のアホ面、真面目面、怨念面、各々に死刑に賛成する理由は違うのだろう、ひとりびとりが、まるで自分を打ち燃やすようにして死刑に賛成しているかに見えた、俺はそのひとつびとつの顔を凝視して、なんとゆう因果だろうと思った、俺は殺す意欲が萎えた、そうして肩を落としてぼんやりしてる俺にタガメのおっさんが肩をどすっと叩き言った、「加藤くんを救いたいんやろう、ウエーダはん」そう言われて俺ははっとした、せや、わいは加藤くんを死刑にせんために、ここにおる555人を死刑にしよう思てたんやったわ、俺より年下の初の死刑囚である加藤くんを救うがために、俺はやるしかないんや、やるしかあらへんねや、俺は加藤くんをどうしても死刑にしたくない、俺より後に生まれてきた彼をどうしても死刑にするわけにはいかない、だから殺すしかない、殺すしかない、俺が殺す、今、此処で殺さなければ負の連鎖が終わらないだろう、死刑に賛成する人たちがいるから殺人者が生まれるんだ、愛がない世の中だから殺人者が一向にいなくならないんだ、それを見せしめるために俺はここにいる全員を殺戮しなければならない、俺は憎いんだ、もし本当に苦しんで生きてきた人間ならば、殺人者に少しでも共感できるはずだ、それができないのは本当に苦しんできた人たちじゃないからだ、本当に苦しんできていない人間たちが本当に苦しんで、その末に人を殺さずにおれなかった境遇の人の死刑を望む、確かに身内を殺されたら相当苦しいだろうし、俺だって同じく死刑を望むかも知れん、しかし死刑を望むような世の中だから俺の身内が殺されたんだ、それは未来の俺に対する復讐か、未来の俺のせいで、俺の身内が殺されたということか、無念だ、だからそんなことのないように、死刑を望む人間を自ら手を汚して抹殺するべきだ、人を殺すことはどんな理由においても間違ってるんだってことを、俺が此処で大量に人を殺すことによって世の中に示せたらそれでいい、俺はおんなじことやってるんだってことを言いたいんだ、加藤くんがもし俺の身内だったら、俺はやっぱりどうしたって殺されて欲しくないから、彼が殺されたら、死刑に賛成した人たちの死刑を望むことと同じだ、つまり死刑を望む彼らも死刑を望まれる人たちってことだ、憎しみの連鎖が血脈のように行き渡った世界で殺人者が減ると思うか、俺はそのどすぐろい血脈を次次に切断して行きたいだけだ、間違ってるんだから、人を殺すことは、どんな理由においても、俺が殺すしかないやろう、間違ってるんだから、絶対、絶対に、人を殺すことは間違ってるから、俺はおまえらを殺す、殺されて欲しくないんだよ、これ以上、これ以上、エニモア、エニモー、anymore、全員、死んでもらいまっさっ、「死刑反対の反対の反対の反対なーのだ会」の講演が終わり、会場ではがやがやとみな雑談にふけっている様子、俺とタガメのおっさんは会場の後ろに行き、数十個のプラスチックケースに入った毒剤を黒い鞄から取り出すとそれを全部床の上に置いて、蓋を開けた、俺とタガメのおっさんは息を止めて急いで走って会場を後にした。外に出ると、空がやけにすがすがしく晴れ渡って鳥が鳴いていた。帰り道、何台ものパトカーと救急車がサイレンをけたたましく響かせて俺達の横を走り去っていった、成功したんだ、全員とはいかなくとも、半数以上は死んでくれたかもしれない、明日、新聞社に手紙を出そう、死刑が執行されるから殺人がなくならないことを訴える手紙だ、な、タガメのおっさん、俺は木漏れ日の落ちる遊歩道でタガメのおっさんにキスをした、そして人気のないところで成功を祝ってタガメのおっさんと性交した、蝉は鳴いていなかった、ぎんぎんとした耳鳴りがうるさかった、吐き気がした、俺とタガメのおっさんはゲロを吐いた、ゲロまみれの口でまたキスして二人であほみたいな顔で笑った、でっかい蝿が俺の鼻の上にできた痘痕に止まって、俺は小さく、不分明になった視界で、死にたい、と呟いた。

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白空

Author:白空
1981年8月4日生

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錯覚する情景
悲しみの男カイン
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Cowspiracy環境保護団体があなたに知られたくない事実
カウ(牛)にまつわるコンスピラシー(陰謀) ドキュメンタリー映画『カウスピラシー』
食肉、ペット、毛皮、動物実験の現場ドキュメンタリー映画EARTHLINGS
ナレーション:ホアキン・フェニックス

音楽:Moby

『アースリングス』

肉食と食料問題(飢餓問題)
先進国の5人に一人が肉食をやめると、飢餓が解決すると言われています。
アンゴラ・ウール・フェザー・ダウンの作られ方
毛や羽毛を取るためには残酷な虐待をしなくてはなりません。 そして最後には殺されてしまいます。
犬や猫も生きたまま毛皮をはがされている
残酷な動物実験をしている会社から化粧品、洗剤類を買わないという選択ができる
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