本当の嘘

俺はそういや嘘を付かれて来てばかりだ。誰もが俺に嘘を付いてきた。嘘を付いて俺に幻想を持たせ近づいてきた、そして俺が離れないようにした。なんでみんな嘘を付くんだろう、嘘をつけるんだろう、平気な顔をして。茄子食うて胡瓜食お思たら涎が垂れた。みんなほんと嘘が好きだなあ。存在自体が嘘。おまえの存在自体が嘘だよ。俺にとって。たったひとつでも俺に嘘を付いたのならお前の存在は俺にとって嘘だからね。一体何を俺に望むんだよ、おまえが嘘なのに。嘘がおまえなのに。ふざけるのもいい加減にしてほしい、俺に嘘を付くな、どんな嘘でもだ、それは俺にとっておまえが嘘にならないためにだ、俺は嘘と付き合っていくなんて嫌なんだよ、嘘と関わっていくなんて気持悪いんだよ、死にたくなるんだよ、嘘と接していくのは、死にそうなんだよ世界は嘘ばかりで、色んな嘘が汚物のように張り付いた言葉を聞くのは俺はもう嫌だなあ、死ねって思ったときは死ねって言える社会になればいい、そしてみんなもっと傷つけばいい、みんな一緒に地獄に落ちればいい、愉快だよ気持ちいよ最高だ、みんな一緒の地獄、糞溜めの中で生活しよう、そしたらもう本当に汚いから嘘なんか付く必要なくなるんだ、クソの中だけど楽しい我が家なんだ、傷つけあって精神病んで病気なって早死にしたらいい、そのほうがずっと幸せだよ嘘と付き合うより、自分のための嘘とか、死ねば良いじゃん、ね、死ねばいい、相手のための嘘も、死んだらいい、ならないよそんなもの、俺はなった覚えがないからね、そんなもの、俺は家族全員から感情をいつもぶつけられて育ってきた、死ね、とか、おまえのせいでお父さん死んだ、とか、そのおかげでこんなにひねくれた俺がいる、って違うよ、俺はそれに感謝してる、感情をそのままぶつけてくれたことが俺にとってありがたいことだったと思ってる、俺はそれが愛だと思ってる、だからそんな家族を愛してるんだ、何を言われようとも、人間はそうゆう繋がりが必要なんだと感じる、感情を包み隠さずにぶつけ合えることが必要なんじゃないか、そう思ったので俺は恋人にそれを言った、思ったことなんでも俺にゆうてくれよ、何を言われても俺は絶対に傷つかない、俺は言われないほうが傷つくんだ、すると彼女は本当に思ってることを俺にぶちまけてくれた、実は他に好きな人がおる、でも俺のことも好き、どないしたらええのやろう、最近俺のこと考えてもあまり興奮しなくなった、でも彼のこと想うと興奮してしまう、ほんまどないすればええんにゃろう、俺にいつもむかついてる、俺の性格どないかならんのかと想ってる、でも好きやから別れられなくて困ってる悩んでる、言えてスッキリした。俺は、それから数ヶ月、陰茎が勃起不全になった。でも、言ってもらえて、よかったと、こ、ころの、そこここから、思って、る、るるるんるん、けろけろっ。パミリオン。
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