剣を取る者たち

夜と霧

2015年、地球が危ない。
そして、俺が危ない。みんな、危ない。2015年というこの年を生き抜くためにはみんなが危ないということに気づくことが大事だという。俺はいち早く危ないということに気づくために年の明けた夜に「夜と霧――ドイツ強制収容所の体験記録」霜山 徳爾 (翻訳)の解説を読んだ。そして解説を読んだだけで危ないということがものすごくわかった。
2015年をいい年にしようという以前に地球が危ない。
とりあえず争いをやめよう。争いをすると地球が危ない。
争いをしている人たちに争いはやめようと言わなければならない。
争いを止めなければならない。止めなければ地球が危ない。
争いをしている人達にまたは争いを始めようとしている人達に争いはやめようと立ち向かわなければならない。
争いをすると地球が危ないから争いはやめようと重い腰も上げて立ち向かわなければならない。
争うことが間違ってると言ってるんだ絶対に俺は。何故なら争うと地球が危ないから。
争いをやめようとだから俺は叫んでるんだ。俺の心の叫びを書いているんだ。
争いたいなら他でやれよと叫びたいんだ。地球外で。
争うことで地球が危なくなるから争うことは間違ってると言ってる。
争うことで地球が危なくならないなら別に争えばいい。やりたいことを、やればいい。
争いを阻止するために、俺たちは今立ち上がらなければならない。
争いたい人たちは争いたい人たちだけで地球外で生活してくださいと。
争いをなくすために土下座してでも全財産をあげてでも借金してでも頼みこまなければならない。
争いをする人たちがそれでもやめてくれなかった場合。
争いをやめさせるために僕らは剣を持たなければならない。
争いをやめさせるために僕らは争わなければならない。
争いをすれば地球が危ない、地球を守るために、僕らを守るために。
争いだけはどうしても絶対に駄目だから僕たちは彼らと今戦わなければならない。
争うことだけは俺は絶対に許さない。
争いをする人に争いをやめさせなければならない。何をしてでも。
争いが行われている以上だれひとり幸福にはならない。すべての者が不幸である。
争いを終わらせるために、争っている人たちを終わらせなければならない。
争っている人たちが聴く耳さえもたないのなら。僕たちの剣で終わらせなければならない。
争いを争いでしか終わらせることができないのなら、ぼくたちは今剣を取らねばならない。
争いがなくなるために争いがなくなることを願って争いを争いでやめさせよう。剣を取ろう。
争っている人たちを監禁しよう。外へ出したら争うのだから。
争っている人たちを懲らしめよう。懲らしめないとわからないだろうから。
争っている人たちの首を切ろう。首を切らないとわからないのだから。
争っている人たちの家族を悲しめよう。それは、しかたないことだから。
争っている人たちを批判し、非難し、絶対的にあなたたちは間違っていると声高々に叫ぼう。
争っている人たちに絶大な憐れみを持ち、あなた方がいなければ地球は平和なのにと嘆こう。
争っている人たちの口を塞ごう。間違った言葉しか出てこないのだから。
争っている人たちを心から憎悪し、嫌悪しよう。彼らは間違っているのだから。
争っている人たちの涙を拭かずに僕らの剣を彼らに振り上げよう。その涙は嘘なのだから。
争っている人たちは間違っているのだから、あなたたちは間違っていると言おう。
争っている人たちが地球を滅びに向かわせるのだから。

「剣を取る者は、剣によって滅びる」とイエスも言ったじゃないか。
絶対に間違ってるんだから。争うことは。
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