第二の世界

全てを愛したい

そう思った

ごく当たり前のように

雨の滴が落ちるように

部屋に閉じ籠り僕が出来るのは

この世界にある全てを愛すること

現実で僕は生きることができなくなった

現実に一人置かれると僕は怯えている迷子になった幼児のようだ

だから部屋に閉じ籠り想像した

外では嵐が吹き荒れている

何一つ恐れる必要はなかった

それは僕の体の中の細胞一つ一つにさえ温かみを帯びてゆき

安心を願う為だった
 
安心を覚えさせた

それから僕はどこへ行こうとしているのだろう

一度死んだ僕に出来ることは何だろう

第二の世界がもう始まっている

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