スクラップヘブン

スクラップヘブンとゆう映画を観た

とてもよかった、よかったから観終わってまだ鬱が続いている



「アカルイミライ」に似ていると言われてたが、全然違う

観終わってすかっとは全くしない

ただ、どうしてだろう、と思う

それがこの現実なんだ、じゃあ僕らはただ黙ってこの世界のやられるまま

生きて悔しいまま死ぬしかないのか

それでいいのか、おまえは、俺は

やってやろうよ、復讐だよ

何に?

世界だよ、全部!




「すべてを一瞬で消す方法を知ってるんだ」とオダギリ演じるテツが言っていた

テツがほんとによかった、アカルイミライのオダギリとよく似ている

でももっと悲しい、だからほんとに好きだ

前半のテツと後半のテツは全然違う

あることをきっかけに、外に向いてた復讐がすべて自分に向いたのかもしれなかった

そんなテツのような人間を前にした時、道徳的ではない、犯罪者であるから、だとかは

全く無意味だ



ある流れで、その一線をあっさりと越えてしまうのは

大きな水溜りを越えようと飛んで、飛び越えることが出来ず足がはまってしまった

瞬間のように、飛び越えられると思ってたのに、予想は大きく外れてしまった

そんなことと同じで、それは罪でも馬鹿でもない



戦いはしないけど、俺は復讐するよ

この世界に復讐してゆくんだ、一度死んだようなもんだし

命が惜しいとかもうないんだ



痛みとか取り返しのつかないこととかじゃなきゃ

人ってなんもわかんねえんだよ

人の痛みをなんもわかんねえんだ



何もできなかった

なんもできなかったんだよ、俺は

一番守りたい人守れなかった

俺だけがきっと助けられる人助けられなかった



自分恨んでも意味ねえし

世界恨んでも意味ねえよ

復讐って意味合いつけてさ、人に痛み植え付けたいんだよ

そしたら、なんか取り返しのつかないなんか起きても

取り返しのつかないこと起きる前か後になんか気付くんじゃねえかって

気づいても何もできないことに変わりないけど

俺が死んだら世界は一瞬で吹っ飛ぶんだ

けど俺のそばにいた人の世界は吹っ飛んではくれないよ

その人が死ぬまでずっとずっと俺が苦しめる




さあ、どうやってあんたは復讐したい?








エンディングの歌流れて、びっくりした

フジファブリックだった、志村さんは最後にどんなことを強く思ったんだろうか





この映画では断然オダギリがよかった、加瀬は完全脇役だった


「誰も傷つかないなんてあるわけないだろ」とテツが言ってた

傷つけるのも傷つくのも嫌だってゆうなら、あんた一体何がしたいんだよ

わかんないってゆうんなら、もっと傷つけ、もっと傷つけろ
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