注意力散漫

僕らは上手く器用に生きるなんて一生無理さ

そんな風に生きるくらいなら死んだほうがマシだ

君は僕を軽やかに裏切った、心地好いほどにね

だから僕は目を覚ましたよ、ようやく、この世界は

色を発してきた、全て鮮やかにはっきり見え過ぎる

そしてまた繰り返し繰り返すことが楽しくて哀しくて

生きてるだけで嬉しくて幸せで喜びの波に押されて

僕は一人をふと思い出すんだ、全世界の悲しみを

寄せ集めて、その中で眠りたいんだから、今僕に

触らないで、僕の孤独を寄せ集めてそれを放り出す

今の僕を慰めないで、君の悲しみをあるだけ全部

僕に投げつけて、そして立ち去ってくれたらいい

君を終わりになんかしない、終わらせない、始まる

君に冷たい雨を降らせない、君が死んでも側にいる

僕らに死が優しく降って来る、君の幸せ、君の輪郭、君の体温、君の






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