閑古鳥、カッコウはカッコウとは鳴かないな
閑古鳥は鳴いていたのか
閑古鳥はひどい鳥でしょう?
だってあのほかの鳥の巣に
卵を産みつけて
もとにいた雛を追い出して
自分だけ餌もらって育つ鳥でしょう?
ああ、そうだね
そうゆう卑怯なところみたいなの
なんか僕そっくりだなあ
カッコウの鳴く声はとても好きで
そんな卑怯な鳥なのにその鳴き声は
とても寂しそうで安心する
安心する音
安心する声
君も僕の声を聞いて安心するのかな
こんな僕の声でも
カッコウみたいにさびしくって
いつも泣いてばかりいるんだろ
人傷つけるのだけ得意で
死ぬ時は鳥のようにみんなの
知らない場所で死にたいって
そんなの嘘だろう
ひとりで死ぬのはとてもさみしいものさ