一つ

音した

冷ややか

石滑らかに

敷き詰められた

浅く水は張られて

漆黒降りて来た街に

人間を今かと脱皮した

二人は新しい我に戸惑い

見たことない体に触れるの

躊躇しつつお互い触ってみた

それは想像とは全く違ったんだ

とても冷たそうに思えた僕らの体

だって見つからないよう逃げたのに

こんな温かいと見つかってしまうだろ

足の下の石だって浮いてきてゴトゴトと

震えてるよ僕らを嫌いになってしまう前に

まだ幼い二人は水の中で眠ってしまいました

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