鳥がないてる
鳥とあそんでる
君は鳥とともだちなの?
いいな、僕はともだちいない
僕とともだちになってくれるの?
うれしいな
じゃあ僕は君に会いに来てもいいの?
僕といっしょにあそんでくれるの?
うれしいな
ありがとう
君の手はとってもあったかいね
僕の手はとっても冷たいけれど
僕にとって君はよろこび
ずっと一緒にいられますように
そう神さまにおねがいしたんだ
でも寒い冬が来て、君は僕が話しかけても返事をしなくなった
どうしてなのか僕はわからなかった
たくさんの鳥たちが君を空へ連れてった
僕はまたひとりになった
僕はそれからずっと泣いていた
僕は君とはじめて会った場所へ行った
君はそこにいた
鳥と楽しそうにあそんでた
僕は君の名前を呼んだけど
君には聞こえなかった
僕の姿も君には見えなかった
でも一羽の小鳥が僕の肩に止まった
そのとき君は僕を見てほほえんだ
いっせいに鳥たちが羽ばたいて
君もまた消えてしまった
ともだち
ずっと
君は僕のよろこび