そのわけを

人は生きてると何度も

死にたくなるよ

細い道をただ歩くだけは

とても淋しすぎるから

生きる喜びを知る為に

生まれて来たわけじゃないよ

生きる苦しみの先にあるものを

知る為に生まれて来たんだね

きっと、人は

大丈夫だと言いたい

全てに

怖れの小さな船に乗って

どこまでゆくのかを

見届けてると言いたい

木漏れ日のような笑顔を君にも


全てを知り尽くしたら

余裕で微笑んだり出来るのかな

わからないよ

ドアを開けるのは怖いんだ

僕は

(ゆこうよ)

(どこへ?)

空を忘れてしまってもいいかな

もう何も探さなくっていい

もう誰かを探さなくって良いよ

僕は何も出来ないまま

死ぬのかな

嫌いなものがなんだったか

忘れてしまえる日がきっと来るはずさ

そう信じたいから

僕は一人で死ぬわけじゃないよ

君も同じ

一度繋いだ手を二度と離さない

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