天国

こんな夢を見た。

自分は不治の病でもうすぐ死ぬことが決まっていた

久しぶりに学校へ行く途中

友達と出会い、並んで歩いている

私はヘッドフォンでクラシックを聴いていた

彼女はうるさいロックを聴いていた

私は彼女と何か違いを感じ

学校へ行くのをやめた

急に怖くなり

好きな少年を呼ぶ

座り込んでる私に少年は心配そうに駆けつける

泣きそうな顔で「大丈夫?」と何度も言っている

私の視界はおかしくなっていた

空には鳩の群れが集まり

私に飛び込んで来るように見える

私は怯えきって悲鳴をあげていた

少年は私を負ぶって走った

両側が田んぼや畑になっている狭い畦道を

私を負ぶりながら必死に走る

少年の過去の回想シーンが出てくる

「あの世ってあるんですか?」と誰かに聞いていた

場面は戻り私を負ぶって走りながら少年は叫んだ

「天国へゆこう!」

「一緒に天国へゆくんだ!」

私の心は落ち着き天国へ本当にゆけるような気がして

安心する

すると少年は倒れてしまう

仰向けに倒れている少年の上に乗り

「抱きしめて」と私は必死に求めている

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