僕の行方

いつの日からか

光が

光じゃなくなってきて

僕の全てから

大切なものを奪って行った


君は誰なの

僕の知らないこと知ってる


明るく生きてゆくなんて

出来るはずもなかったのに

僕にこれ以上のものを

望んだりはどうかしないで


揺れてる

いつも僕の何か


急いで

急がないで

まだ間に合うの?

本当は


考えられない

君の悲しい目が

僕を見つける

微笑んでもいるよう


眩しい空の中

一人死ぬ夢を見たよう

その時気付くんだ

まだ僕は生きてるってこと


やばいなあ

溶けたいのに

忘れてもくれなくて

心だけ置いてけぼり


青い人を見る

空の青さのよう

見蕩れさせて

静かに此の侭


夕暮れを待つ人

側に置いてください

私は蜉蝣と遊ぶ

探しに来て


蝉が死んで眩暈の秋は来る

僕は歩くことさえままならない

道端でも眠っていたい気持ち

喜びはいつも素直で

悲しみは美しく漂う

君と僕の間で


泣いて欲しいのに

いつも私が泣く番

なのは思い込み

舌鳴らしているよ

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