過去の詩4

誓い

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音にいつも見られている
そんな気がするの
まだ生まれたばかりの声で
歌うように
まだ死んだばかりの夢を
見てるように

僕は今ここで叫ぶとすれば
声はすでに悲しみに持ってゆかれた
から
僕は
ここで
ただ

目を閉じる

その先の覚えてる物語を
また記憶の捨て場所に
捨てようとしたら
消える前のまだ汚れる前のまだ
その痛みが揺れて
ただ揺れていた
から捨てることもできなかった

僕のからだから悲しい細胞が逃げ出そうとしてる

僕はそれを捕まえてまた僕のからだに戻す

繰り返し戻す

戻るように僕は僕と誓う




2004年03月04日(木) 17時37分37秒 公開

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