日曜日、光り輝く太陽のようなものから生を受けました
月曜日、太陽に照らされ続ける間は光る事のできる月のようになりました
火曜日、絶望と孤独と怒りを覚えて炎のように全てを燃え尽くそうとしました
水曜日、その火はやがて雨に消されその水は川となり海のように広がってゆきました
木曜日、その水を吸って芽が生えすくすくと木のように空に向かって伸びてゆきました
金曜日、その木はやがて枯れ粘り強く何があろうと壊れず全てに滞りなく至る重たい金のようになりました
土曜日、その金もやがて粉々となり最後は命を育む土のようになりたいと望みそこが帰る場所だと決めました
- 関連記事
-
-
長らく死んで 2010/02/09
-
遺書 2010/02/08
-
岸辺から 2010/02/07
-
点滅する心 2010/02/07
-
点滅する心 2010/02/07
-
山 2010/02/05
-
知らない間に 2010/02/02
-
一周間 2010/01/30
-
湖畔の教会にて、第一話 2010/01/29
-
花冠 2010/01/29
-
ほんの少しの 2010/01/29
-
からんぽん 2010/01/28
-
そらたんへ 2010/01/27
-
蜃気楼 2010/01/27
-
ようち えん 2010/01/27
-