一人の午後

夢を見た

夏の木漏れ日が揺れる

蝉の音遠くから聞こえる

私の世界に入りたいなら

迎え入れてあげよう

孤独を分けてあげよう

君の孤独を僕はそっと手離した

夢を終わらせた

僕を呼んでいる君

涙も流さない空の下

仲直りしよう

いつか

君と手を繋ごう

いつか

また会おう

黙ったままの心

憂鬱拾い集めて

空に投げた

少年の頃の君に会いたくて僕は

世界を忘れようとした

僕を追いかけているもの

それは淋しそうに微笑んでた

僕を見つめながら

あと何度眠りの国を泳いだら

君に会えるんだろう

そして消えてしまうんだろう

悲しみだけ残して

忘れたくないな

僕の大切な全て

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