ダバリアの風

予知夢


欲しくないものを求めていた

ひとりでひとりでひとりでひとりでひとり

君の死が僕を呼んだ、その世界は悦楽

嗚呼、君が求めていたもの、そこになかったんだね

ただの単純カタルシスをやって死に飽きて性にも飽きた

エロスとタナトスが死せす、語ル人死スダクダランダラクハクダラン

嗚呼、今日はなんて清清しい日だろう

この絵のようにとてもさっぱりとした気分だ

おや、あっちで僕が産声上げておるよ

ほら、あの首のない縞馬が僕であった!いや、あの女も僕だ!

予知夢だった、この絵はあの日見た夢の中の映画の世界だ
















画像:今日出遭った落田洋子の版画「ダバリアの風」

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