空の空

僕は本当は飛びたかったんだ

僕は存在すら消してただ夕焼けの空を飛びたかった

生きているとか何も関係なくただ飛びたかった

ずっと空中をさ迷っていたいのでもなく

下から上へ飛び上がりたいわけでもなく

上から下に飛び降りたいわけでもなく

僕はだって降りたくはなかった

ただ僕は僕であることも忘れて飛びたかった

君のことさえも忘れて飛びたかったかどうかは

それは僕でさえもよくわからない

ただ君を愛しい感だけで飛んでみたかった

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