宇宙とゆう子

宇宙の果ては地球から137億光年のところにあるんだってさ
137億光年先は光が届かないんだって
宇宙は地球から遠くになるにつれて過去の時間になる
宇宙は生まれてから137億歳
だから宇宙の生まれたところは宇宙の果てだって

それが本当なら宇宙が膨張してるのは、宇宙も成長してるってことだね
僕らと同じ始まりがあるなら、終わりもあるはず
星だって生まれて死んでゆくんだ
宇宙もいつか死んでしまうのかな
そしたら何が残るのかな

宇宙のお母さん?
宇宙を生み出したものがそこにあるのかな
何もないところから何か生まれたりするかな
僕だってお母さんがいたから生まれてきたよ
お母さんがいないで、なんにもないところから突然
生まれたりなんかは出来ないよ
だからきっと宇宙にもお母さんがいるはずなんだ

そして宇宙のお母さんにもお母さんがいるはずなんだ
最初からお母さんじゃないからね
お母さんも子供の頃があるはずなんだ
それで、どこまでも過去へゆくと、始まりって
終わりと繋がっているんじゃないかな
だから宇宙が生んだ子供は子供を生んで
それが続いていつかの子供は最初のお母さんなんだ
だからその時に全ては繋がるんだ

そのつど生まれた子供は何かを創造するんだけど
どれも未完成で、納得いくものが作れないのかもしれないね
宇宙は僕らの親で敬う存在であるかもしれない

でも、未熟なくせに僕らを創造して僕らはそのために
苦しんでいる、宇宙もそれできっと傷ついているんじゃないかな
僕らと一緒に悲しんだり喜んだりしてるのかもしれないね

宇宙を許すことで僕らは宇宙と一緒に生きてゆける
一緒に泣いたりして成長してゆけるんだ

宇宙は子供を生むと死んでしまう
宇宙も死んでしまうことが怖いかな
宇宙はずっとひとりぼっちだったのかな
きっと僕らに嫌われたくないはずだよ
きっと僕らに愛されたくてしかたないんじゃないかな
お母さんは宇宙を生んで死んじゃったから
お母さんが恋しいはずだよ
僕はよくその気持ちわかるんだ
だから友達でいよう
僕が死ぬその時まで
僕がもし子供を生んだら、僕の子供と友達に
なってあげてね

僕は、ひとりぼっちなんて思わないよ
君がいつも見ていてくれてる気がするから
僕はみんなと友達になって、たった一つでもいいから
共感したいな

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