僕の言葉をチクリと刺したのは
まぎれもないあの棘のある石さ
正々堂々とその毒の正体をさらけだせ
シュールレアリスム?毒が愛おしいなんて
また空にマグリット飛んでる
飛んでもないよ
一番下はどこだ
この世に上も下もないよ
あるのはその目
眼球の裏が宇宙になってたなんて
心臓から送り込まれる血液の温度の変化
不純物が入りすぎた
氷を沸騰してまた即凍らせるんだ
僕の涙は死海以上にしょっぱくって
そんな涙を泳ぐ魚はいないと思ってたのに
びっくりした、僕の眼から魚が
そいつは僕をずっと見ていた
なにか訴えているような目だ
何が言いたいんだ、こいつは
めんどくさかったがわざわざ
海に連れてって逃がした
なのに、あいつ戻ってきやがった
しょうがないからそいつを食べた
他に方法がなかったんだ
でも焼いたり煮たりせずに生で食ったから
あいつは今もたぶん僕の中でのうのうと
くらしてるはずなんだ
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