あの日の雪をあなたは覚えているでしょうか
あの日、あなたは行きたいところがないか僕に聞いたね
僕は京都の宇治に行きたいと言った
あまりに近い場所なんで、あなたは微笑んだ
一月の宇治には雪が積もっていたね
美しくて楽しくて切なくて
ずっとずっとあなたの隣に僕はいた
ずっとずっと僕の隣にあなたはいた
僕はあの時も何に悲しんでいただろうね
あなたがまだ側にいたんだ
それでもいつもより少し元気な僕を見て
あなたはきっとほっとしていたんだろう
あの日の雪がお父さんと僕が一緒に見た最後の雪だった
僕は、まだあの日を思い出すと泣いてしまいます
とても、楽しい最後の記憶だったような気さえする
あなたがいなくなってからは目に映る美しい景色や
一緒に聴いていた音楽、あなたが見えるいろんなものは
すべて悲しくてたまらないものになったけれども
美しすぎるんです、あなたを映すものだけが
僕は愛しくて愛しくて、またあなたに触れるように
それらに触れたいと思い願って、でも一人では
悲しすぎて見れないかな、でも見たいや
あなたを側に感じたいからです
お父さん、また一緒に雪見に行こうね
- 関連記事
-
-
折り鶴 2010/02/22
-
好き嫌い 2010/02/22
-
竹櫛 2010/02/21
-
対 2010/02/20
-
bless 2010/02/19
-
失望 2010/02/18
-
グダグダ皆無迎い入れ 2010/02/17
-
雪 2010/02/17
-
Goldfrapp 2010/02/17
-
永遠 2010/02/17
-
少年に恋をした 2010/02/15
-
禁じられた愛 2010/02/15
-
骨 2010/02/15
-
sinjyuu 2010/02/13
-
融合に依拠する哀しび 2010/02/12
-