永遠

僕は詩人になりたいわけでも

芸術を志して生きたいわけでもなく

僕はただ、ずっとお父さんの愛する娘でありたかった

僕にとっての永遠は

僕がまだ愛されていた頃の家族との時間であり

もうそれが二度と戻らない時間であるなら僕は

永遠を永遠に失ってしまった

永遠に戻らないことが、あの時間を永遠にさせたんだ

僕がこれからどんなに満たされ幸せに生きようと

僕のそんな姿をお父さんに見せられないのなら

いったい、なんの意味があるだろうか

でも、見ているかもしれない、どこかで

そう感じるから僕は、もう一度愛されたいと

望むんだ、僕の微笑んでいる顔を

お父さんに見せるために、誰かこの僕を

愛してくれないか、僕と一緒に生きてくれないか

生まれた時から永遠の中で僕ら生きているんだろう

いつか失うことにのみ永遠が生じているんだ

儚い現象にだけ、人はそれを感じるんだね

別れこそが美しくも永遠なんだ

真実が一度死ねば終わりかは知らない

僕の死んだ魂が再び生きるために、僕はあなたに

もう一度愛されなければならない

あなたに僕の愛を伝えなくてはならない

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