トンネルの向こう

明るい筒状になったトンネルをすごいスピードで飛んで上っていた

ぼくの心はとても穏やかで喜びに満ちていた

楽しくてもっと飛んでいたい気もしたけど、出口はすぐに見えてきた

いったい何があるんだろう

トンネルを抜けると

両側にはのどかな山が広がり真中には広い道があり

空は少し灰色と青色を淡く薄く帯びた心地好い薄縹色をしていた





そんな夢を見たんだ






穏やかな気持ちで眠れたからこんな夢を見れたのだろう

深い苦しみからほどかれるとそれだけでとても幸せなんだ

目に見える幸せを何度失っても

目に見えない幸せはこうしてぼくらを必ず救ってくれる

だから諦めてほしくない、どんな苦しみの中にいても

気づくと、ふいに満たされる

すべてを受け入れよう

そして目に見えないものを信じよう

何度でも飛べる、広い空をどんな風の強い日も

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