安心を持つ人

思い出すと薄暗く寂しい夢であったと思うのに

そこに戻りたい、そこにいたいと望む僕がいる

いつも私のそばにいる人を思い出せない

誰かわからないのに、絶対的に安心を持つ人

寄り掛かれる人、現実には存在しない安心感

冷たい場所でもいい、あんな存在がいる場所へ

行ってはならない、僕の魂のない場所で

僕がいつも安心している、殺風景も気にせずに

ここにも愛する人たちがいます

ただ、そこに絶対的に不安がある

絶望希望的なものは夢ではないでしょうか

現実はその両方も見えはしない、それを感じる心は夢の心です

現実を映した夢の中、夢を映す現実の中に僕等存在する

時が過ぎていくように感じるのも夢ですよ

本当は時間なんてものはないのです

もうこの宇宙の広がり誰にも止められないんだ

暗く冷たい廊下に落ちたみんなの感情を静かに箒で掃いて

角に集めて積もったそこをベッド代わりにして僕は安心して眠った
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