許された者たち

穢れを知らない生き物が最も哀しく殺されたよ

僕はそれをただ見ているしかできなかった

世界はどんな者にも光を与えてくれる世界

知っているんだ、そこに光を見出すのは見ていた僕

なにもできなかった僕、救うこと誰もわからないだろう

僕が許さないで誰が許すのさ、僕とすべて

僕を許さないで、一体何を許すのさ

僕は間違っていたし、間違っていなかった

僕は何かを憎み続け、そして許そうとした

すべてを許したいのなら、すべて愛したいのなら

その中に僕も入っている、僕もその一部で

許さないわけにはいかないんだ

声はいつも聞こえていたはず

僕が望む声、許されるすべてへの声

その声を聞き続ける、それは苦しみでもなく

縛られるものでなく、すべて抱き抱える声

みんなも聞こえるはず、僕らは許された者たちなのだから

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