まあ早く説明するとね、地下で寝ててんな、俺、わし、三千年くらいかな、よく寝た、でまあ目が覚めてんけど、なんかひとりなのかなぁて思っていたら本当にひとりだってわかってんね、寂しいなあて思ったよ、そりゃもちろん、そりゃもちろん、でまあすることないから空に昇ったのね、したらあんた、したらあんた、あんたがあんたやったからね、あって思って、わしの俺のあんたちゃう?ておもてね、もうぴゃああああて降り立った、ほら、で嬉しさのあまりわし二足で立ってしまって両手も広げてあんたんとこ向かって走ったのね、ぴゃあああああゆうて、実際口からぴゃああああああってゆうてしまって恥ずかしかったけどね、でもうれしくって恥も忘れて走ったら、こけてんね、こけてしたたか顎をBuildingのてっぺんに打ち付けてしもて、痛くて泣いた、こんなとこになんでこんなんあんねんておもて、火ィ吹いちゃった、そしたら火ィが止まらなくなってんね、で、気付くと地球全部が焼け野が原って感じで、まあ、ははは、ははは、ははは、笑う、笑えない、あんただけは生かしてんけど、あんたずっと泣いてて、ははは、ははは、ははははははは、笑う、笑えない、抱きしめたら鱗が固いて言われて、そんなははは、ははは、はははったらははは、やり直そうよ、ここから、な?な?な?俺のわしの子孫産んでくれ、え?嫌?はっふふふん、ウラー、ウラウラウラー、ボエーボエーボエー、愛してても?駄目?え?人間と龍の子供なんかきしょいから嫌?そうかなあ、結構可愛いんちゃうかなあて思うけどなあ、あっ、あっ、想像してしまって幸せ、うーん、うーん、ああ幸せ、うーん、俺達の子供達鳴き喚いて、ぎゃおーすぎゃおーすゆうてるけど、こう背鰭生えてて、尻尾ぶっとくて、ぎゃおーすぎゃおーすゆうてるよ、ほら、あっ、あっ、未来を見せてしまった、すまんすまん、ははは、我は神よぞ、おまえらは我の子達だ、知ってる?知らん?まあええわ、ははは、新しい時代が始まるのだ、新しい世に大いに繁栄し慈しみ給うぞ。