便所は一番集中できる場所だ、生活のほとんどの時間を便所で過ごすべきである、むしろこの部屋すべてを便所にするというのはどうか、僕がいつも座っている場所に簡易便器を置けばいいのではないか、その上に座って物を書く、飯を食う、映画を観る、持続する集中力、素晴らしいアイデア浮かびまくってあっという間に大金持ち、友人、愛人が激増、友人たちは小蠅たち。かまいたち。カマキリとイタチ。隣のノブアキが静かだと怖い。胃が苦しい。でも右を向くとみちたの小便臭い、向かれひん、精神的に苦しいと思う、惚け、くっ、くるしい、くるしい時になんでくるしいゆうたらいかんねん惚けっ、タワ気、糞泥棒めがっ、毎夜毎夜とみちたの糞盗んでんのとちゃうんか、オマエ、許す、ありがとう、ありがとう、さようなら、明日も来てね、うん、待ってるわ、貴方のお名前を知りたいの、とかなんとか言ってね、蒲団洗ってほしいのよ、どうにかしてほしいんよ、うん、臭いだけやない、臭いだけとちゃう、,.,なんやその顔は、助けに来てもらった顔かそれ、事件前夜あなたは何をしてたのよ、私、寝ていましたけど、じゃ、あなたありばいないから駄目だね、私が殺したんやない、君のご飯盗んだのも僕やない、そして君の町に逃げたんだ、硝子細工のような町六丁目に君の家があって、君の家が壊滅していた。上田戸図。僕のはらわたでこくしじ有無パーティイ。こっちがまいっちんぐだよていつの言葉なんだろ。もうおまえ等から先に寝ろって言いたいけどおまえ等って誰なんだろ。一体誰に言ってるんだろう僕。怖い、落ちてく、落ちている、人間はあれだなぁ、どうしたって苦しむようにできてるだなぁ。できてるだよ君ィ。また起きたら夜だ。起きたら夜なのはおかしいよ。腐ってってってっておかしいよこの世界。糞が。糞が。気が狂う。気が狂う。虚構俺もうやだよ。そんな悲しい顔をするのはよせ、僕がここにいるんだ、僕の背後霊だっていつもここにいるんだ。御祓いなんてとんでもない、僕はうまくやってけるさ、美味くやるさ、みんなこれからもよろしく。僕が死にたい時にはいつも「手伝いましょうか」って優しく後ろから囁いてくれる善い人たちばかりだ。時に彼らの背後に廻って生活する日もある。僕が食べられない時に僕の代わりにご飯を食べてくれたりする。僕が映画を観られない時に僕の代わりに映画を観てくれたりもする。ボクガコロシタイヤツヲボクノカワリニコロシテクレタリモする。うん、あ、そうだね、それ言い忘れてたね、ありがとう、あっ、そうそう、僕のくるしみは性衝動からもきていた、同じものなんだよね君にとって、僕にとって、人殺したくなるのは、だからさ、人、殺しなよ、ムッフッ、笑ったりしたら人は靡く、靡く
んだ、脳の中でどんどん細胞死んでってくようにさ、人あんた殺してんだぜきっと、怨霊に恩返ししにゆこうよ、今からさ、そう居間から走ったらそこは真っ黒の海岸着いたね、君、はまれよ、いいからはまれよ、怨霊がさ会いたがってラァ、可愛いだろう怨霊、友達なろうよて口々に言ってる、ならないとだね、怨祖和歌、僕の気が狂っても愛してる?魂が細切れ的、チンジャオ、ワオ。魂ミンチしたの誰だーって叫びながら怨霊に追いかけられた僕の晩御飯作る気力もろとも奪われて、欲しいのは血、血、血、皿、あの人の赤き血を白き受け皿で受ける妄念と共に滅びゆかんとするん待たんて聞こえんねん?聞こえる念、そうかわしの念聞こえたかぁ、そりゃ一安心じゃ、おまえの血な、今は紫さ、どす黒い感じのな、それをええと見るか悪いと見るかおまえ次第。さみしがってる人の僕味方だから、僕味方だから、怨霊たち友達なろうよ、死肉喰らうと餓鬼道行くらしい、ふーん地獄か、地獄やね、僕んとこほな来る?うん、行くわ。