夜空のうどん

うどんでできたドアー開けたらな、夜の中空やってんな。うん。うどんの命綱で俺、空飛んじゃってよ、楽しいんだそれがまた、死にたくなっちゃうくらいに楽しくてさ、俺死んだんだよね、うどんに巻き付かれて。しにたくはなかったような気もあるけど、うどんならま、しょうがねえかなって思って、死んですぐ俺うどん食ってた。悲しかったから、やっぱ、やっ、ぱー、ぱぱぱぱぱーって踊りながら食ったからちょっと鼻からうどん出掛けてびっくりしちまったよ、そりゃあね、苦しくて、やっぱこんなことなら生きてたらよかったような気もするかなって別におもわなくもなかったかな、いいんだけれどもさそんなこと、今度、俺、君の前にうどん垂らすからさ、掴んでほしいようどん、そしたらさ、うどんを俺と君掴んでんだってことでさ、繋がってしまうわけだよね、論理的に言うけど、うどんって食うだけの為にあるわけじゃないんだぜって言うよ、俺がんばるわ、がんばっちゃうね、夜空で硬いうどん作ってるからさ、馬鹿だなぁ、ちゃんとうどん粉買ってきて作るって、その時さ、君の上にうどん粉降らすから、宜しくゥ、とかいってさ、君真っ白なっちゃったりして、真っ白なったりして、さ、花嫁みてえだぜっつってもう俺あるったけのうどん粉君に降らすから怒らないで聞いてほしいんだマジで、てか君うどん好きかい?うどん、ぅ、どんだけ好き?馬鹿だな、うどんに嫉妬したりなんかしないさ、なんかさあいつの間にか空うどん色なんだよね、てへ、作り過ぎちゃった、マジっぱねくごめ、うどんがさあ、俺の腕だから、君いつか持ち上げてやんよ、一緒に夜空でうどん作んねえか。
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