貧しき両性を有す

肩が、右肩が乾燥を超えて痛いのだが、俺はそないに洗いすぎたのか、わからない、わからない。
隣に人引っ越して来た。うなされているような鼾が聞こえるのだが大丈夫だろうか。
私は今日、誰とも話さなかった、5時間ほど起きて眠いからまた布団に入ったのだ、これを淋しいと人は言うのか、俺は淋しいのか、わからない、わからない、ちっともわかりゃないんだ、なあ、僕はね僕に合う暮らしなんてどこにもないんじゃないかと思う。
今日ね、両性具有の男に乱暴された。僕は両性具有の女だった。彼はキレていたんだ。彼は僕から大切なものを奪おうとしていたし、僕も彼の大切なものを盗むかとしていた。彼は巨大権力の方へ走った。僕は逃げていて、だけども彼の家を探したんだ。見つけた家は古いくすんだ壁のアパート、コーポみたいで安っぽいドアの横には傘やら靴がかかっていて、生活臭が滲み出ていて、僕はそんな家に住んでいる彼を尊敬したんだ、負けた、と思った、とその時後ろから物凄い力で腕を引っ張られて振り返ると彼が激昂している、殺されると思った。まあ多分大丈夫だとは思うがな、知らんよだって夢の方の話やから。

俺の分を数えてくれへんかってゆう、俺今から寝るさかい。
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