八年の別れ

お父さんが今日で、八年もいない。八年間、名前を呼んでもらってない。いつも、こず恵って呼んでいたお父さんとはなればなれになって八年が過ぎた。

お父さんを失ったこず恵は今お父さんのことを思い出すことができるよ。まだ思い出すことができるよ。

こず恵はね、何もかもすべてお父さんだったってことわかったよ。
けれど、いつかそれは消えてしまう、消えることをいつか知るよ。

それでも、一緒にいるよ、お父さん、お母さんも。

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