これは今日わたくしが台所革命を行っている間に一服、鶏皮をあてに日本酒をちょいと嗜んでいる時に色柄の入った敷布団を見て悟りたもうた言葉である。何故か、それは無地の敷布団では芥が付いていた場合大変に目立つからである、あーる、R。神経質なわたくしはごみのひとつでも付いていたら大変気になーる、というのはまあ言いすぎであーるが、しかし言い過ぎでもないんだな、これが、気になることは気になるが、しんどいとそれを見てみぬふりをする癖があるだけである。だから俺ヤァ思ったんだ、ゴミがあろうとなかろうと生死に問題ありますか?あなた、あなたて誰、まあいいんだ、ゴミなんてのはね、見えなかったらそれでいいんだよ、と仏が俺わたくしに舞い降りて言ったのよ。「おまえの今日、いいんじゃなあい?」って言ったと思うか、言ってないよそんなことはね、でも、自分で今日はなんか、まあ、長いな、なんか、どうでもええか、ははは、ぱぱぱぱぱぱあー。
馬鹿、どうでもよくないんだ、これが。何故っておっしゃいます、ええ、わちゃくしは今日、革命を行ったのである!
男は、一度ゆうた言葉を守らねばならんからして、おれは革命した、したかったし、せっかくだな、そう思って、革命の中、戦った。変に長いな、まあええか、ぽぽぽぽん。
何の革命かと言うと、俺は、前代未聞の台所革命をしようと思ったんだ、自分の中でっちゅう話しでね。
台所、それは大なる所である、私はここであらゆることを教わってきたよ、もう、人生のじゅんぶんの九が台所で教わったね、大切なことはすべて台所で起きていた。まあそれは言いすぎだと思うだってェ?ああれ、失礼しちゃうわ、ほんま、馬鹿ね。
まあそれはええとして、見づらいからといって改行するわたくしは、ひゃく、はやく鰤の照焼に取り掛からねばなりません。では、また後ふぉ度、のちふぉど。嗚呼、俺は鰤を焼く、それを焼く時、また一つ、大人になっているのだろう。嗚呼、俺は鰤を焼く。塩を振っていたんだ、ブリに、どれほどの水分が出ていることか、ああ、俺の水分。また水分へゆきたし。
何を血迷うたであらうか、わたくしは一月十一日の午、今日何やらしんどうかったので、御節を作り始めたのです。
そして只今出来上がった、夜の十時過ぎている。ああ、俺はやったった、やったったで、何を?
決まってるじゃあ、ああーりませんか、男は一度ゆうたことを突き通したい、それぞ男の中の男為り。
そう、私は男になりたくって、革命を起こした、台所革命なるものを!
あれ、変に長いね、この日記、まあええか、ぷわわわあん。
はい、でけたど、はじめての、御節、どす。

生まれて初めて御節なるものをわたくしは作った。田作りと黒豆と栗きんとんと数の子以外は全部己で作りたもうた。
やったった、俺はまさに、やったったんや、革命を台所でやったったどー!。疲れたわ。もう当分作りとおない、
あ、ああっ、よかった、なんや、もう一年作らなくていいんだ、もう一年は作りたくないなって思うのが御節だとは実におセンチな話しじゃないのさ、ああ大和って素敵。鶴と待つの目出度き重箱は明治時代のものでして、今月の食事はもうこれだけでいいと思う、後二十五日は持たせようではないか、嗚呼、見るだけでもう十分、お腹満腹や、ちょいとおつまみして酒だけでもう本日は寝ようディ。手家ンDay。
三羽の鶴たちが楽しそうなんだな。そんな夢を見たいなぁ、あ、前に見たわ、けちょちょとーん。