永遠なる模様

シルバーバーチは語る> 5章 絶対的摂理の存在 から

〔苦難の価値について問われて――〕

あらゆる体験があなた方の永遠の人生模様の一部を構成します。その永遠の人生をあなた方はとかくこの世だけの出来事によって判定しようとします。その皮相だけを見て偶発的な出来事の連続のように思うようですが、何回かにわたる地上生活の全てを通して一本の糸が貫かれていることにお気づきになりません。

調和を基本的摂理とするこの大宇宙にあっては、あなた方一人一人が大霊の計画に貢献しているのです。地上生活での出来事は、時には辛さと絶望、痛みと悲惨さに満ちていることもあるでしょうが、その全てが、永遠の旅路に向かうための試練なのです。

暗黒と光、陰と日向といった、まったく対照的なものも、実は一個の統一体の側面の反射に過ぎません。陰なくしては日向も有り得ず、光なくしては暗黒も有り得ません。それと同じ理屈で、困難は魂が向上するための階段です。困難・障害・ハンディキャップ――こうしたものは魂の試練なのです。それを克服した時、魂はより強くなり、より純粋になり、より充実し、かくして進化が得られるのです。

無限の可能性を秘めた魂の潜在的資質が、困難も苦痛もなく、陰も悲しみの体験もなしに発現すると思われますか。発現するはずがありません。

悲哀の極みをなめ尽くして初めて、魂の奥底からの喜びが味わえるのです。生命の階段を低く下りるほど、それだけ高く上がれるのです。地上人生の陰と思える体験を多く味わうほど、それだけ日向の喜びがひとしお身にしみるのです。

全てのことが霊性進化の肥やしになるのです。そのうち皆さんも肉体の束縛から解放されて曇りのない目で地上人生を振り返る時がまいります。その時、紆余曲折した一見取り留めもない出来事の絡み合いの中で、その一つ一つがちゃんとした意味をもち、皆さんの魂を目覚めさせ、その可能性を引き出す上で意義があったことを、つぶさに理解なさるはずです。

人間が体験する苦難の中で、正しく理解し正々堂々と立ち向かって何の益ももたらさないものは一つもありません。一体、困難も試練もない物的世界というものが想像できるでしょうか。そういう世界では何の進化もありません。克服すべきものが何もありません。あるのは堕落のみです。







シルバーバーチの語る言葉は真に確かな言葉である。
一緒に考えよう。
つまりわたしたちの困難と苦痛は魂の成長には不可欠なのである。
しかしこの地上は戦争、飢餓、殺人、などのあらゆる苦痛と困難で滅茶苦茶になっている、それは間違ってる。
戦争、飢餓、殺人、大いにok、何故ならそれによってすべての魂は成長するからである。そんなことは聖霊の誰も言わない。
まずそれらがなくてもわたしたちの苦しみは無限大にある。愛する者を失う悲しみ、孤独、病、それら合わしても足りませんか。それでは私たちの成長は止まりますか、この世の摂理を知ることが出来ませんか、NO、違います、わたしたちに最早戦争、飢餓、殺人などの苦しみはもう沢山です、それは必要ありません、それらがなくともわたしたちは正しいことを知るに十分の苦しみを持っています、では何故貴方がたの目は開かれませんか。では何故私たちの目は開かれませんか。
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