豚の詩


kikyu268: はははははははははははははははははははははははははははっ
kikyu268: あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ
moon_in_blue2003: ど、どした?キキュ
kikyu268: ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああながち間違いではない
kikyu268: つまりすべての糞はドブ川へ流れて行く
kikyu268: ドブ河に住んでる生命たちは苦しいけど生きて行かなくちゃならない
kikyu268: 俺たちの糞を体いっぱいにまとわりつけて生きるにこしたことないなぁとかゆうて
kikyu268: ここまでおいで
kikyu268: だって宇宙を殺せないんだもん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
kikyu268: ここまで来るんだもん
kikyu268: この返り水をかえりみず、そこの銀杏拾えよ、てめえ、おまえ、ギンナン、拾えよ
kikyu268: そのほんの数十年前、俺がなんだったかというと、俺はその、豚だったんだ
kikyu268: 豚だったんだ、俺は
kikyu268: 家畜だった、オ、レ
kikyu268: 豚だったのに、俺は豚だったのに
kikyu268: 宇宙を殺せなかった
kikyu268: 豚だったのに
maro_akaji: くすりのんで寝ろ
kikyu268: 豚だったのになぁ
kikyu268: ロネデン・ノリスク
kikyu268: why?
kikyu268: 僕は豚だったのに?
kikyu268: 宇宙を殺せなかったのに?
kikyu268: 何故?
kikyu268: 何故僕は豚だった
kikyu268: シネ
kikyu268: シ・ネ・マ
kikyu268: ネマシ
kikyu268: 島根
kikyu268: 豚を連れてね、僕は島根に行ったんだけどさ
kikyu268: でもやっぱり宇宙を殺せなかった
kikyu268: 君はあながち間違ってないと思う
kikyu268: そういう君が間違ってたら?
kikyu268: 君はこう言えばいいのさ、もうおろしうどん売り切れたかなぁ、って
kikyu268: すると豚が走ってきて言うだろう、おろしそばがまだありますよ
kikyu268: 俺はそれを食ったら宇宙がどうなるかわかってるんだろうなと言った
kikyu268: 豚は言った。わかってるとも。
kikyu268: そうか、じゃあ持って来い
kikyu268: 豚は走って行った
kikyu268: 5時間くらい待った
kikyu268: 豚は戻ってきたとき、5匹の子豚を連れて連れ子で現れたのである
kikyu268: 俺は聞いた。そいつら、誰?
kikyu268: 豚は応えた。これは豚の子と言いまして、子豚と呼ばれる生き物たちです。
kikyu268: 俺は無言でその子豚を一匹ずつこついた。
kikyu268: 子豚は、ド・レ・ミ・ファ・ソという音階で一匹ずつ、ブ・ブ・ブ・ブ・ブ、と鳴いた
kikyu268: 俺は腹をすかしていた母豚におろしそばをやった。
kikyu268: それで僕は、これでやっと宇宙が壊れるって思ったんだよね
kikyu268: 豚は踊っていたんだ
kikyu268: ほんとに楽しそうだったなぁ
kikyu268: 俺はそれを一日中眺めていたっけか
kikyu268: 俺は、おまえたち、見捨てないから、そう誓った
kikyu268: 神に誓って、そして、俺、生まれたんだよねぇ
kikyu268: 生まれてきたあ、俺
kikyu268: 待ってくれ、おまえ俺のこと知ってるけど、俺おまえのことしらんねんかぁ
kikyu268: うっそー
kikyu268: 君が、俺のコウノトリ奪ってん
kikyu268: しらん、俺はそれしらんけど
kikyu268: おまえは俺のコウノトリやねん
kikyu268: 俺が?
kikyu268: 黙っててごめん、俺、おまえの豚やねん
kikyu268: そうやったんか
kikyu268: おぼえてるか、あの日、あの時、あの豚を
kikyu268: ああ、おぼえてるさ
kikyu268: こう、彷徨ってる感じ?
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