最近はもっぱらそんな日々なのになんでかいい夢を見る。
何故かお父さんと二人でキラキラしたものの側ではしゃいでいるんだよね。
この前は学校を授業時間に二人で飛び出して走り出した、あの空は昼間だというのに藍色に煌いていて綺麗だった。雲は銀色に煌いていた。あれは此の世の空ではなかったよ。
今日は下のほうに長い川があるんやけどその道路脇の白いガードレールに引っ掛かってる何色もの小さなビーズ状のようなものを繋ぎ合わせたストラップ状のようなものをいくつも僕は見つけて集めていくんだけど、その中の一つを手にとってお父さんの側で上にかざしたらそこから輪っか状の小さな空間が現れてそこを覗くとものすごいキラキラした色鮮やかな結晶のような無機物のようなものが砕け散った万華鏡のように動いていて、ああ細胞のようだった、生きてるようなのにそれは生きてないようだった。
綺麗で可愛くて嬉しかったからお父さんにもそれを見せようとしたんだ。
僕はとにかく不思議だった。僕の心はまだ肉体にあるんだけど細胞たちが悲しむのをやめてキラキラしていくようなんだ。
それは僕から離れていってしまって綺麗なんだ。
それは僕をやめてしまったなにかで綺麗なんだ。
そんなことゆうとお父さんが悲しむかもしれないからやめろよキラキラ。
キラキラが悲しむとき何がどのようにしてそこからまた砕け散るのか知らないが、なんだか夢が夢でどうしようもないよキラキラ。寂しいことゆうなよキラキラ、そうやってまだおまえが泣いてばかりいるから僕らキラキラしに行ってるんだキラキラ。なんだそうだったのかキラキラ、それは知らんかったよキラキラごめんなキラキラ。
今ここが夢キラキラ。
今ここが夢だよキラキラ。
どっか行こうっつったのおまえだキラキラキラ。
やっぱ言葉でキラキラを表そうとするとどんどん離れていってしまうなキラキラ。
やっぱり僕からずっと遠いわけだな。
遠いままにあるキラキラが本当にキラキラしていて綺麗だ。
今、僕は生きてることが嬉しくて寂しいんだ。
キラキラなんだよ、ほんと、キラキラなんだ。眩しい、まばゆい、夢。
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