そして目が覚めたら気持ち悪い、時計は午前5時。起きてパイナップルジュースを水で薄めた奴をコップ一杯半飲んでトイレに行って出てくると、不思議なことにアレだけの気持ち悪さがふっとんで爽快となった僕はまた布団に入って寝ようとしたが、結局朝の9時ごろまで眠れなかった。
なので、僕はその時間数々の妄想を脳内で繰り広げなくてはならなかった。
そして最終的な妄想をここに書き留めることにする。
ふと、「プリンスってママみたい・・・!」と僕は思った。
それはプリンスの顔やその動きやファッションがうちの母親に酷似しているというわけではなく、いわゆる母を知らない僕が感じる男性の中に存在している“母性”を深くプリンスに感じた、ということであったが、僕は決まってそれに感ずいた途端、相手がどんなエロオヤジやハゲオヤジであろうとも、ママッと呼んでしまう癖がある。
しかし僕の頭の中に思い浮かぶプリンスママと言えば、必ず

↑(セカンドアルバム「愛のペガサス」のジャケ)
この姿のプリンスしか考えられない。このふわふわ頭は僕の理想のママにぴったり。そして口髭は絶対あったほうが良い。
で、このプリンスママに着てほしいのは断然、裸にエプロン姿なのであった。
別に変態的な趣味が僕にあるのじゃなく、何故か男性に母性を感じたときに願望するのは裸にエプロンなのである。プリンスママには是非、裸に派手なピンク色の振り振りレースの付いたエプロン姿でキッチンにたって鼻歌(自分の歌)を歌いながら料理を作っていてほしい。
で、エプロンには替えのもう一枚のがあって、それはプリンスママが大好きな紫、

パープルエプロンなんだよね、それもいつも裸の上に着てる。でも今日はプリンスママの愛するパパが結婚記念日に買ってきた派手なピンク生地のエプロン。
で、パパはじゃあ誰なんだ、と思って、決まったのは

↑コナンパパ(Connan Mockasin)

たまにコナンパパはママに合わせて黒人になる。

変な趣味のあるコナンパパなのである。

プリンスママに怒られるとこのようにして固まってしまうという問題がある。

でも普段はこのように優しい顔のコナンパパ。
プリンスママの尻に若干敷かれてる時もあるパパだがママがとても尊敬していて二人はいつもラヴラヴ。
そうゆう僕はと言うと、ちょっと男勝りなところのある生意気な小学2年生で8歳児の娘。
「ママーお腹すいたよー」とキッチンにいるプリンスママに言うとプリンスママは決まって、「もうすぐできるからパープルレインを観ていなさい」っていうんだ。
「やだよーもう見飽きちゃったよあれ」って僕が言ってもプリンスママはフンフンと鼻歌(自分の歌)を歌いながら晩ごはんを作っている。
そうなると、サミュエル (Late of the PierのSamuel Eastgate)は弟って感じだな。

まだ5歳児なのにプリンスママの音楽に心酔しているクソガキの可愛い弟サミュエル。
「ねーちゃんねーちゃんもっかいパープルレイン観ようよー」といつもうるさく言ってくる弟を僕は蹴飛ばして「ひとりで観てろっ」ってゆうと、サミュエルはしょぼんと一瞬するが、一瞬後にはパープルレインを見ながら「ビューティフル・ワンズ」を口ずさみ一人で踊っている。
僕が通う小学校の担任の先生は

シモン先生(Simon Bookish)と言って授業の途中でいつもミュージカルふうに音楽を歌いだす困った先生だ、でも面白いから好き。
僕の右斜め前の席に座ってる転校生の

ソム(My Vitriol)にはちょっと憧れてる、なんかあいつカッケエなっていつも思ってる。
賢そうで気難しそうな性格でもある。
今日は実は僕の誕生日。
プリンスママはごちそうを作ってくれてる。コナンパパはまだお仕事から帰って来ていない。
プリンスママはベジタリアンなので僕の大好きな豆腐ハンバーグを作ってる、でも失敗して焦がしてしまったみたいで、「oh!ohwaaaaa!」と悲鳴を上げてがり股の格好になって嘆いているとき、一瞬、その後姿の股の間にあるものを見てしまい僕は狼狽する。
(マ、ママにアレがついてる・・・?!まさかな、見間違いかな・・・)

↑焦がしたショックでへなへなとなってしまったママが面白かったので写真を撮った。






で、プリンスママがもっかい料理を作り直して出来上がった瞬間、コナンパパが帰ってきました。

見るとお守りで「快便成全」と書いてあった。便秘で悩んでるとママから聞いたのだろう。
僕が「こんなので効くわけないよっ」とお守りをコナンパパに投げつけると




プリンスママ「さささっ、ご飯ができたわよ~♪」みんなで食卓を囲む。
みんなで美味しく夕食を食べていると突然電気が消えて部屋が真っ暗になり次の瞬間けたたましい音量のテクノな音楽が流れ来ていっせいにライトに照らされたドアが開いた。
そこから登場したのはカールおじさんだった。

実はカールおじさんは僕の秘密な恋人であった。でもママには気付かれてるっぽい。

そしてテーブルの上に乗っかっている料理や酒の瓶すべて床に落とすとテーブルの上に上ってライヴ盤のエヴリシング、エブリシングを踊りながら歌いだした。部屋がはちきれそうなほどの大音量で音楽が鳴っている。
飯と酒を落とされた僕ら一同は一瞬カチンと来たが、ライヴのEVERYTHING, EVERYTHINGに圧倒されみんなで楽しく踊った。
そしてカールおじさんが気持ちよく一時間7分歌い続け、僕らも乗りのりになって踊っていたその時である。1:07:52秒のところ、ちょうど、カールおじさんがEVERYTHING, EVERYTHING,EVERYTHING, EVERYTHING,EVERYTHING, EVERYTHINGのあとの「im invisible(アイム、インヴェージボウ」と歌いだすその、「アイム、インヴェージ・・・」のところで突然プリンスママはテーブルのステージの上に上がってカールおじさんを払いのけてマイクを強引に奪い取ると、自分の歌「When Doves Cry」を熱唱し始めた。
プリンスママは両手で自分の胸を持ち上げるような仕草が印象的なダンスを踊り、歌の中間あたりで低い体勢になって自分の股間に手を当ててなんかしてる動作にはコナンパパは見ててドギマギした。
僕はと言うとカールおじさんのものすごいいいところで、「アイム、インヴェージボウ」の、その最後の「ボウ」がすごく聴きたかったのでとてもがっかりした。
でもプリンスママの音楽を崇拝している5歳児の弟のサミュエルは興奮してテーブルの上のステージに上がるとめちゃくちゃ激しく踊りだした。
そして乗ってきたコナンパパもアコースティックギターを持ってきてステージに上がると自分なりの音のリズムが妙にずれて、でもすごく洗練されたギターアレンジでもって弾き始めた。
僕は一応カールおじさんに「ソーリー」と謝ったが、カールおじさんはとても慈悲深くて優しいおじさんなので「君のママ最高だよ!」と言って自分もステージに上がって一緒に歌いだした。
その様子を見ていると僕もなんだか乗ってきたので一緒にステージに上がり踊りながらみんなで放題「ビートに抱かれて」を熱唱した。
その様子を窓の外から偶然垣間見てしまった担任のシモン先生は涙を流して感動し、またすれ違いでその様子を見てしまったクラスメイトのソムも痛く感動してギターをやりたいと強く心に願うのであった。
調子に乗ったプリンスママとコナンパパとカールおじさんはPrincemamaという名義で“When Doves Cry - Underworld Remix (Connan Mockasin Remix)”として100万枚限定プレスで売り出そう。と提案。
100万枚を作って販売したが、100万枚のうち売れたのはたった二枚だった。(ちなみに買ったのはシモン先生とクラスメイトのソムだった)
その後10年、我が家は借金地獄を楽しく過ごすのであった。
愛でたしめでたし(Don't Cr~y♪)
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