天秤

みんなが死んだ。青空が妊娠したとしても君は死を選ぶんだ、それは特別、意味がなくて、また愛さないものがない世界で、死ぬんだ、たった一人でね、たった一人さ、釘を打つ手と足は今、磨きを掛けているところだね、良く打たれるように、それは自分が自ら吐き出した釘だ、磨いた釘だ、生きてきた時間のニスでね、釘をニスで磨くのか知らんけどな、まあそんなことはどうでもええやろ、まあ僕が言いたいのは暖房のエアコンは電気代が高い、でも安い小型のストーブって電気代が安くてもすごく部屋があったまるよ、ってことだね、批判はたやすいけど、批判しない心を持つことは難しい、だからブロッコリーって美味しいなあ、君の心はまるでゴマドレッシングのようだね、手作りのな、決して市販品ではないよ、そこんとこ、間違わんといてな、な、な、ま、KENWOODっていうのは、健さんの、あの、健さんの、ウッドなのかも知れんね、そらええ音鳴らさすわ、木ィやしな、外側、外観がな、やっぱ、木ィやな、って僕は思うよね、その、電子音をね、木ィのスピーカーで鳴らすんですわ、すると人口と天然が合わさる、何より素晴らしい音が聞こえてきてるんとちゃいますか、なんでもどっちかに偏ると駄目なんですわ、バランスの良い人生を、バランスとは、幸福にも不幸にも偏らないと言う人生、それが素晴らしい、ポジティブにもネガティブにも偏らない、すべてを願う者、愛はすべて、すべてを望む者、すべてを受け入れる者、すべてがすべての者に降り注ぐ、すべてが、愛。

僕はどんどん孤独を知っていくようだ、でも未来を恐れない。
すべてを受け入れたい。
どんな光も、どんな闇も。
天秤はいつも揺れ動いてる、せわしなく。
日なたの暖かさに慣れて冷たい夜の静けさにそっと浸るように。
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