俺の自転車盗った奴、死ねよ。
俺に文句言う奴、死ねよ。
俺の言葉にケチつける奴、死ねよ。
とにかく、死ねよ。
腹が底から煮えくり返って、俺は自殺してやろうと思ったけど、やっぱやめて、イルミナティという組織に入った。
そしてレプティリアンという恐竜人間達とお友達になれたよ。わーい。
僕らのもくろみは、そう、地球を滅ぼすこと。
人間達の大幅を殲滅、じゃない、地球全体を破滅させること。
とにかく、地球を吹っ飛ばして終わりにすること、この世の終わりを望んでるのが僕らだ。
それは、そう。
最高の自殺。
最高の自滅。
最高の自害。
最高の自爆。
それが僕らの望み、そして、希望だ。
ささやかな希望。
一人で自殺したって、終わらないからね、実際なんにも。
終わるって思ってるのは大きな思い違いの思い過ごし。
何も終わらない、そんなことしたって、終わらせたいなら、本当にすべてを終わらせたいなら、この地球ごと終わらせるべきなんだ。
わかるかい、つまりそうゆうこと、地球ごと殺すってこと、でないと何も終わらせられないんだ、実は、ね。
だから僕らは地球を滅ぼすための秘密結社、暗黒組織だ。って堂々とここで言っちゃったけどね。
まあいいや、僕はそうして暗黒黒魔術組織に入った。
人肉を毎朝、毎昼、毎晩喰らい、子供を殺して生き血を飲む、そうして立派なレプティリアンの仲間入り。
夢にまで見た地球の死、なんと喜ばしいことであろうか、僕らが地球を殺す、すべてを終わりにするために、すべてを終わらせるために、すべてが塵に帰す為に、静かな日常、塵しかない、地球のあった場所は、静かだとてもね、すべては消え失せた、最早過去を思い起こす人一人とていない、僕らが殲滅させてあげたからね、っつって、じゃあ僕らはどうしたっていうと、僕らも一緒に殲滅したって思いたいのはわかるけれども、まあちょっと違ったね、何が違ったかってと、僕らは今最高の場所にいるよ。
ここは
最高の地獄。
最高の孤独。
最高の拷問。
最高の罪科。
とにかく、最高、もう、最高の場所だね。
見渡す限りは血の海だ死ね。
ってゆう未来を想像できた僕がレプティリアンたちに話したら、れぷちりあんたちは
「そんなのやだね、そんなことになるなら、ぼくら、やっぱやめるよ、レププププーン」と言って湖の水面を必死に走るトカゲのようなガリまたの格好で走り去っていった。
だから僕はこうして今も生きている。地球も存命中。
イルミナティは、なんだかんだで、退社した。
でも僕は思う、一度、悪魔に魂を売った人間って、どう生きればいいのかな、って。
僕は今でも、自殺を考える。
でも、僕はいつも思うんだ。
どうやったら死ねるっていうんだろう?
僕はいったい何度死んできたんだ、僕の過去達が悲鳴と絶叫と泣き叫びと笑い声をあげながら僕の周りを走り回るんだ。
いったいどうやったら死ねるんだ?
僕はもう前世に何度も自殺をしてきたようだ。